「右クリックでGoogle! 」を使ってワイルドカード検索をする方法 を以前紹介しました。
今回は、検索結果をその後、どうやって絞り込むのかを紹介します。
参考にさせていただいたのは、特許検索で有名な酒井美里さんの「[EP]ある企業が使っている特許事務所をリストアップ。 」という記事です。
酒井さんのブログは、特許検索に関わる方はもちろん、Googleなどのインターネットの検索エンジンを用いて日々調べ物をされる方にも役に立つ「考え方」がたくさん紹介されています。
おすすめです。
では、今日の本題です。
「Googleのワイルドカード検索での、候補の絞り込み方法」
ある、英語の前置詞を探す場合を例にします。
なんだか、大学の受験勉強で出会ったことがあるようなうろ覚えのフレーズ。
「芝生に立ち入り禁止」
です。
keep ? the lawn だったなと、なんとなく思い出せるところ。
これをワイルドカード検索です。右クリックでGoogle!を用いた方法は、こちら 。
"keep * the lawn"
ですね。
この場合の検索結果は 約 18,400,000 件 (2010/08/22現在)。
この段階で、トップページを眺めて "keep off the lawn"らしいことは察しがつきます。
ただ、これ以外の表現もありそうなので、他の表現はどの程度あるのか?を調べてみます。
その場合、この検索結果ページからさらに下記の青文字の限定を加えます。
"keep * the lawn" -"keep off the lawn"
この検索結果は 約 8,210,000 件。
1000万件の検索が減り、約半分の数になりました。
それでも、まだ800万件がヒットしています。
keepのあとに、動詞が用いられていたり、目的語が用いられていたりしますね。
たとえば、こんな表現を発見しました。
keep him off the lawn
というわけで、offを前置詞として用いていて、同じような用法をのぞきます。
"keep * the lawn" -"keep off the lawn" -"keep * off the lawn"
この検索結果は 約 280 件。
どうやら消しすぎの印象もあり。
keepのあとにoffの前置詞以外にも動詞が含まれている場合もすべて除いてしまっていますからね。
ただ、off が非常に関連の強い前置詞であることは間違いないですね。
どちらにしろ、検索の件数だけから用法を決定するのは危険ですが、傾向がみれますし絞り込みもできます。
今回は、「除く」を用いることで、候補以外の表現が検索されないことを確認する手法を紹介しました。