日々、尽きていく命 | ぎっちょ31  

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蒼き時代より共に生きる

毎日、ニホンミツバチたちの様子を確認を確認するのが日課になった

今日は風は残ってるが、雨は上がったので活動が活発になるだろうと見てみると

アタリマエだが、しゃがんで空バックで見たほうが飛んでることがわかりやすい

それでも動画にしたらほぼわからんな・・・

 

その多くは巣箱を出て左手に飛んでいくし、戻って来るのもその多くは左手側から戻ってきている

この方向に飛び去って行く

う~ん、畑はあるけどどこまで飛んで行って何の蜜を集めてるんだろう

菜の花かな?大したお花畑は無いように思うんだけどね

 

そんな、彼等の活動の毎日は常に命尽きていくものたちと共に活動がなされています

オレが診た時だけでも3匹が転がっていました

 

そのうちの一匹はまだ動いていました

両足にはいっぱい花粉団子つけてるってことは

遠い花まで飛んで行って、蜜を集めて、この巣箱前まで戻って来たということです

あとは入るだけじゃん・・・なのに・・・瀕死

飛び立つこともできませんでした

 

自然界ってこんなことだらけなのは解ってるけど

「実らない行動」ってのは切ないね

 

どういうことかっていうと

さっきまで蜜を集めて戻ろうとしていた・・・がなんらかで戻れない・・・だけじゃなく命すら尽きようとしている

切なくね?

 

喉がカラカラに乾いて、ようやく見つけた水場で水を飲もうとした、シマウマやインパラ・・・途端にワニが出てきて水の中に引きずる込まれる

喉の渇きをなんのためにガマンした!?あ~水だって瞬間に命を落とさなきゃならない

それは海の中にだってあるし

 

オレが加担してる釣り世界にしたって最たるもの

これまで何十年と魚釣りをしてて、親が元気な時には魚好きの親に魚を持ち帰っていたりしてました

そして、大概は親父が捌くのを横で胃袋チェック(何を捕食しているのか)確認することが多かった(その後の釣りにも反映させるためにもやったほうがベターなので必ずやってました)のですが

胃袋がすっからかんのことも多いんですね

まあ、シーバスなんかはフッキングさせたあとイヤイヤと首振りをしながら口から食ったもんを吐くので、掛けるまでは腹パンでも釣り上げたあとには胃袋すっからかんなこともありますが、オレのシーバスのやり取りは悠長にやらず瞬殺に近い・・・というか、そう言うと大げさですがパワーロッドにパワーライン、パワーフック(じゃないとフックが持たずに伸びる)というタックルで素早く上げて素早くリリースというスタイルに変わって行ったので、吐いてりゃ見えるんですな

吐かずにあげたシーバスでも、持ち帰って腹を裂いてみるとすっからかん「オマエ、食ってね~じゃん」「やっと見つけた小魚って思って食いついたら命落とすハメになった」・・・コレが余計に心苦しくなってきたひとつです

 

石鯛釣りにしたって一緒

持ち帰って、腹を裂いたら、胃袋には何も入ってない

やっと食ったもんが、釣針が仕込まれたワナの餌

 

これがど~にもさ・・・切なくなっちゃんだな

 

だから「実らない行動の上、命を落とす」ってのはど~にも切ない

 

特攻機でもさ

敵艦隊の目の前まで敵機の攻撃をくぐり抜け、あとは敵艦に体当たりしたら「せめてもの命を落とす甲斐」とでもいうか「実る」ものもあるだろうが

あと100m、へたすりゃあと数mの海面に落ちていって命を落としたパイロットを切なく感じるのと似たようなもんです

 

毎日、少しずつ仲間たちが命尽きていく中の日々の行動

晴れるのは明日までらしいぞ、明後日からまた数日「雨」予報だ

ウチにニホンミツバチがやって来てから、今まで以上に天気を気にする

せめて働きやすいように晴れと風の弱い日が多くなりゃいいのに・・・って

でも、その厳しさが「自然」なんだろうけどね