一般的な大型ヒラスプラッキング竿として
15年前に作った「OC106HH」
たかが15年前でも、今の様にヒラス狙いのアングラーは般化されてなく
ヒラスが湧いているのに、比較的釣りやすい釣場もまだまだありました
その当時「影竿の竿は重い」だの「オーバースペック」だのが決まり文句のように言われました
でも、今じゃどうです
同じようなスペックの竿、いろんなメーカーから出されてますよね
なんなんだコレは・・・と思います
そんな「OC106HH」はオレとしては、扱いやすく、それほどとんがってない設計で作ったのに「重い」だの「オーバースペック」と、ち~とカジったような輩たちが先を走る者の商品を受け入れきれないがゆえにNG講釈を垂れていました
そんな連中、今、どこらをウロチョロしてんでしょうかね?
じゃあ、ウチのオリジナルルアーロッドで「ブランク単体で重いランキング」でひと記事書いてみようということで本日の記事
では、一番重いのはどれでしょう?
今回はヒラスズキ&中型青物までのワイドスペックの「ARシリーズ」は抜きでランキングしてみました
まあ、想像に難くない
一番長いし、3ピースだし・・・で、多分「OC135ZG」じゃないか!?と容易に想像がつきます
次は?これも想像がつきます次に長いし、スペックからも「OC130ZR」と想像がつきます
じゃあ、3番手は?
たぶん、皆さん、じゃあ3番手は「OC130Z」だな・・・と思いましたよね
大概そうだと思います
違います、3番手は「OC116Z猛者」です
ヒラス釣りにゾロゾロ並んでる中のアングラーが「猛者」を使ってるベテランを見て「猛者でヒラス大丈夫なんですか」と訊いたそうだが
ウチのルアー竿の中では3番目にブランク自重が重い竿です
ということは、ヒラス~GTまで実績がある「OC130Z」よりもカーボン素材の量も多くないと自重は重くなりません
まあ、単純比較はできませんがね
「OC130Z」は「猛者」よりもバット径が太い
ブランクを強くするには簡単に言えばブランク肉厚が上げるか、ブランク径を上げるか
「猛者」は「ショートバイトの弾き」を軽減させるために「石鯛竿でやるヒラス釣り」からヒントを得て「入り調子」の細いティップにしてるだけで、バットパワーは「OC106HH」「PA106HH」「HHH-GTO」などよりも上です
そりゃそうです、ブランク肉厚もブランク径もこれら3本より厚く&太い「猛者」がこれら3本より弱い竿なワケがありません
弱いというか「反応が早い」のは「ティップ」だけ
そんなティップだから「ヒラスズキ用の1ozのミノーでも投げられる」というだけで「猛者はヒラスズキ用の竿」ではありません
じゃあ4番手は?
このあとは「レングス」が同じになってくるのでムズカシイと思いがちですが
理屈を考えれば、知ってなくてもなんとなく想像がつきませんか?
4番手は「HHH-GTO」です・・・と言いたトコですが
4番手は誤差の範囲内で同率「HHH-GTO」と「OC106Z BORON-TUNED」です
「OC106Z」は基本アレンジはヒラスプラッキングのスタンダードロッド「OC106HH」と同じですが、ボロンでチューンナップしたのが「OC106Z」です
当然ながらボロンは重い素材なのもあって「HHH-GTO」と同レベルの重さになっています
5番手はなんでしょう?
5番手は「PA106HH」です
ルアーの打ち出し速度を上げるために、じゃっかんモサッとしたアレンジにしてる「OC106HH」より高弾性アレンジにしているぶん「OC106HH」より重くなっています
そして、最後が「OC106HH」なのです
いわば、「ウチとしては別にとんがったアレンジをしたわけじゃない、ウチとしては一般アングラーに多少なり歩み寄った「スタンダード」レベルの大型ヒラス竿」という位置づけなのです
それを、たかが15年前に「重い」と言っていた世間のレベルが知れると思わない??
「その他大勢」ではない、「とんがったスペック」
言い換えれば半クラだらけの万人が扱えるノーマルクラッチしか踏めない(いまどきはそれすらできないAT限定の者も多いだろうが)者が「その他大勢」で、1馬力もロスしないたとえエンジンパワーが500馬力になろうとも1000馬力になろうとも滑ってパワーが逃げたりディスクが粉々になることもなく100%伝達させるトリプルプレートをアタリマエのように踏む者・・・がいる
ノーマルクラッチしか扱えない者が、トリプルどことか「シングルメタル」になった時点で「これは扱えない」となるのと「釣竿」も一緒です
ウチの竿を「重い」とか「オーバースペック」とか「扱えない」という方はノーマルクラッチを踏むしかないのです