故郷の「かすまき」を持参して面会に行く | ぎっちょ31  

ぎっちょ31  

蒼き時代より共に生きる

お店が言うには前回は5月でしたと言うので

3カ月ぶりに対馬のお菓子「かすまき」を持参して

週一回のお袋の面会に行ってきました

 

お店に連絡して「9月7日の午前中着」にて1週間前から予約を入れていました

 

ちゃんと予定通り、本日の午前で届きました

電話での打ち合わせをしていても対応がしっかりしていただいてるというのが対応からも伝わるので非常に好感が持てます

なんにも言いませんが紙袋も2枚同封されていました

そしてメッセージカードも・・・

キレイな女文字で「仕事ができる方」と伝わります

オマケで「対馬紅茶」ってのも同封されてました

商品が新しすぎて紅茶はお袋にはなんの懐かしさも無いだろうが「ほら、対馬の紅茶ってよ」って面会時の話題にはなるから、次回は紅茶か、ほかに何か「対馬がらみの品」を持参して話のタネにしようかな

 

しかしまあ、ストビューで見ても、寂しい街になってるな・・・と感じます

ちょうど、山八製菓さん前の通りです

 

もう43年ほど行ってません

もちろん、当時は道や家などは「昭和」してましたが

人の「気配」&「活気」が感じられました

 

峠のトンネルにも行ってみました

当時は寂しい道で、トンネルも狭く暗くレンガのトンネルでした

お袋の実家にあった古いチャリ(たぶんお袋が乗ったチャリ)を借りて一人でこのトンネルを通った時はドキドキしながら通った記憶があります

 

お袋の故郷の集落

この川で50年以上前の写真

 

この道の右側はすぐに「海」でした

子供の記憶でも狭い道でね

こっから先は海でした

潮が引けば広い潟が現れ、アナジャコを掘って「ホシカリ」釣りに行きました

もう、たとえこの地に行っても「懐かしい」という気は起らないのでしょう

実家で「お袋のお袋が商店」をやっていた家屋はまだ現存してるようです

しかし「人の営み」や「活気」などまったく無い

若い頃のお袋の姿

犬と遊んでるのがお袋

 

これが「時の流れ」です

今じゃ、やっとこさ生きている

 

しかし、今日は比較的反応がイイ

オレの姿を見るなり「あら~」と認識するが、あとの言葉が続かない

 

「元気しとったか?」

「うん」

やはり言葉が続かない

 

相変わらず、起き上がろうとか、立ち上がろうとする動作を繰り返す

そして、心臓が腫れてキツイんだろうね「ゼ~ゼ~」するので

「よか、起き上がらんちゃ、キツかろもん」と言うと「キツか・・・」とは言う

しかし、数秒もせずにまた起き上がろうとする

 

「よかよか」と言って気持ちを逸らそうと

「ほら、今日はかすまきば持って来たぞ」と紙袋を見せる

「あらっ」・・・この「あらっ」が口癖になってしまったようです

そしてまた起き上がろうとする

「よかよか、椅子にもたれとかんね」

「明日のおやつに食べんね」・・・「うん」

また起き上がろうとするし、紙袋に手を伸ばそうとする

「なんか、今日食べたかとか?」と言うと「いいや」

「明日のおやつの時間に食べさせてもらわんね」

 

長居してもゼ~ゼ~言い出すので、5~6分で面会を終えて

「また、来週来るけんね」と言うが

今日は「うん」も「来週?」とも言わない

 

職員と「また、来週の木曜日お願いします」と予約の話をしていると

「お菓子は?」と言う

短期記憶も最低限は生きているようです

職員さんに渡した「かすまき」を職員さんが「ココにありますよ」と見せる

 

ホント「やっとこさ」生きている

認知症も進んでるので「いつオレを認識しなくなってもおかしくない」と思ってるが

これが「やっとこさ」なのに、感心な事に「よく認識するな」と思うし「ましてマスクしてて目しか見えてないのに」よく認識できてると思います