<昔話> キレイなオネーチャンのパンスト | ぎっちょ31  

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蒼き時代より共に生きる

最近、ヤクザ屋さんをやってた方のYouTubeをよく観ています

そんで、オレがよく出入り(あの出入りじゃなく)していた〇〇組の事務所が無くなったとか解散したとかいうのはなんとなく聞いていたんですが

じゃあ、今、その事務所だったトコはどうなってんだろうとストビューで確認しに行ってみると

 

ま~~面影ひとつ無くなってますわ

違う場所みたい

まあ、年月が年月なので「そりゃそうか」とも思いますが

ここまで変わると懐かしさのカケラも湧いてこない

 

そんなストビュってる時

こんだけこの周辺が変わってるんだが

あのオネーチャンのワンルームマンションはどこだったっかストビューで覚えてるか?と思い

たしか、このあたり・・・と降りてみると、一発

あ~~このワンルームマンションは当時のままだな、と懐かしさがある

たしか、1階の一番手前だったと思う

 

当時オレはスタンドに居ました

給油などのメインの仕事は雇ってるバイトの若い衆にやらせて

オレはピット作業や、常連客などの時に出ていく程度

その付き合いもあって組事務所にもよく行ってたというわけです(若い衆は行きたがらないしね、左ハンドルの外車も回すし、なんかあっても問題だしね)

そんで、よくあることですが、ウチのスタンドを駐車場がわりにも使うんですな

まあでも、ツケでも無かったし、1日中駐車場として使う時も「給油、洗車、室内清掃、ワックスがけ、オイル交換など」とガソリンだけ入れて「置いといて」じゃなく、そこそこの作業を頼んで「置いといて」だったのでOKでしょでやってました

 

ある日の夜

若いキレイなオネーチャンがスタンドまで歩いて来て

「クルマが動かないんです」と言うので

たしか、店のトラックにオネーチャン乗せて一緒に行った先がココでした

キレイなオネーチャンだったから忘れてないのです

 

当時、一応「彼女」という相手が居たので「どうにかしたい」という気は一瞬しかよぎりませんでしたが(冗談冗談)

もし、フリーだったらあの手この手と「彼女にできんか!?」とやったことでしょう

 

クルマは何だったっけな~

黒の軽だったような記憶はあるんだが、アルトだっけな~、まったくアテにならん

ボンネット開けると、オルタのベルトが無くなってました

「バン!とかバチッ!とか、ボンネットの中から音がしなかった?」とか訊いたような覚えがあります

セルを回してもウンともスンとも言いません

ウチのトラックとジャンプスタートすれば掛かるでしょうが、スタンドまで走れない

 

「ゴメン、ストッキングとかあるかな?伝線した捨てるようなヤツでイイよ」

と言うと、彼女はたしかチェストの中からパンストを出してくれました

彼氏でもない初見の男に自分が履いたパンストを渡すというのは抵抗あったハズですが、これといって顔に出さずパンストをオレに渡しました

 

そのパンストをオルタベルトにして

ジャンプスタートさせてエンジンも掛かり、アイドリングを続けています

 

たぶん「ウチでこのまま直す?」って確認したと思います

そんで「ハイ」と言ったんだと思います

 

「じゃあ、帰りは送ってあげるから、スタンドまでこのクルマに乗ってついて来て。たぶん止まることはないだろうから心配ないよ。でもパンストはベルトじゃないし、所詮は応急処置だからおとなしく走ってついて来てね」

 

そうやって彼女のクルマを預かって

たぶん、他のベルトもアヤシイからと「この際に」でベルト類を全交換したと思います

 

それから、彼女はウチのスタンドにやってくるようになり、ちょっとした会話なんかはしてたんですがね

いつ頃からか顔を見せなくなりました

たぶん、あの頃は彼女はフリーだったと(勝手ながら)思います

大概は、何度かスタンドに顔出すうちに、彼氏のクルマの横に乗って来たり、自分のクルマの助手席に彼氏を乗っけて来たりと、そんなケースがあっても自然ですが、彼女はいつも一人で来ていました

 

最近の若い子には通じない古いオッサンネタでしょうが

「もったいないオバケ」が出そうなオーネーチャンでした

「キレイなオネーチャンは大切に・・・」

 

キレイな娘だったんですがね

たぶん、4つ5つしか変わらんかったろうから、今じゃ彼女も50過ぎのオバチャンになってるってことですな