イージーオーダーなのでマークシートを塗る以外に選択肢は無いハズなんですが
メールに「零戦をイメージ」と書かれていたので
また考えさせられることに
お客さんのためを思うと
「一言くらい、イージーオーダー注文書の中に書ける欄を設定しようか?」
そうも思うし、じゃあ、そんな設定をするとまたキャス福岡さんの「一言くらいなら希望を」と伝えていたら
「一言なら何でもイイ」と判断していた店長がワンオフレベルだろうが何だろうが受けるという事例も発生しました
いやいや「一言だって、皆がオーダーしてるルールの範疇での「一言」であって一言なら何を言ってもオーダーです」ではないのが常識的に理解してもらってる・・・と思った私も悪いんで、一応、キャス福岡経由の「一言」の分までは、たとえワンオフ内容のオーダーでもお受けしましたが
現在、基本的に「皆さんのルールの範疇」は変わっていませんが
「融通」を許すのかor許さないのか・・・ってなかなかムズカシイ問題なのです
「融通性(例外)」を皆に許すと・・・必ず問題が発生するんですな
だから「マークシート以外に記入したことは受けない」と注文書自体にも真っ先に書かれています
そしたら、メールで「一言」を付け足すお客さんってのが、必ずというレベルで現れます
まあ、今回も「その一言」をルール的には「あなただけルール以外になるのはダメですよ。皆さん守ってるんですから」と言って断ればイイのですが
オレもモノヅクリの人間です
見ちゃったもんは、オレがちょっと気を利かせて手を動かせばできることだって多いのです
だから、今回は「お客さんの一言「零戦をイメージしてマークしました」」をアレコレ作業が伴うんだったら断る可能性があったとしても「零戦風」=イージーオーダーで作れる内容に「認識帯をプラスするだけだ」と思い
そのように作りました
ケツ付近に二本線のラインがあるだけでイメージが変わります
オレの「縁430」で作りましたが
それ以来、時々同じようなイメージのオーダーが入ってました
だから、今回のように「イージーオーダーのマークシート + 一言の記入欄」があれば「マークシートだけではできないことができるんですが」じゃあそれを許すと、まず100%「また問題があがった」となるハズです
たとえば「一言は許せる」んだから「ガイドを1個増やしてください」とか「ARA-eve460Hをアルミ石突きにしてください」とかね・・・
本来、コンセプトと魂を持って設定したモデルを根底から否定するような「一言」が必ず来るのです
これまであったことを例に挙げると「影竿って入れないでください」とか「竿名を入れないでください」とか「ICH〇〇〇〇Cとロゴ入れしてください」とか「ガイドを増やしてください」とか・・・ウチがテストをしたり、竿名を思い悩み絞り出した名やブランド名すら「ジャマです」とい言わんばっかりの「一言」
アラ竿なんて、必ず来ると思いますよ「ボクの持ってる竿受けに合うように〇〇社のアルミ石突きに変更できますか?」などと言う一言
そんな「一言」じゃないんですけどね・・・
まあ、でも今回「一言」をスルーしなかったから、この部分が多少なり「零戦風」になったわけです
この白い認識帯があるのと無いのとではイメージが異なりますからね
また追加ロゴがウチのコンセプトを選んでくれてるのも作り手側としても好感が持てますし、だからウチの竿を支持してくれてるんだな「どうにか希望を聞いてあげたい」という思いが湧くものなのです
前にもブログを書きましたが「竿師にしたって製造ロボットではなく「人」です」し「心」ある「人」です
「オーダーメイドやもん、言えばなんでも作ってくれるやろ」なノリで来られるお客には、そもそもが・・・そもそもなのです
このあたりを理解できてない方がやはりいらっしゃるのです
OC106HH(スタンダード):62,000円
フルピンスト無し:▲4,000円
なので58,000円からのスタートですのでそれほど「高額な竿」ってほどじゃないと思いますが
見た目はハデじゃないですがいろんなオプション費用が乗っかってます
塗装オプション(アーミーグリーン):12,000円
塗装オプション(フル艶消し):8,000円
ロゴオプション×3:3,000円
認識帯×2:1,000円
F&R黒無地ラバー仕上げグリップ:3,000円
合計:86,000円