どんなエンジンだって
新型が出れば、各ショップのチューナー達は試行錯誤
作っては壊す、作っては壊す・・・性能と耐久性のどちらも両立するギリギリのラインを見つけていく
RB26エンジンだって
出ハナの頃はシリンダーを88φどころか89φで掘る
ボアアップのみで2.8リッターを作り、壊していった
その後88φもダメということで
現在では、ボアアップの定番は87φとなっています
(ノーマルボアは86φなので僅かに1mmUPのみに抑える)
それは
フェアレディZにしてもしかり
それまでのS30もS130も長い期間、直6のL型エンジン
チューニングがまだ未成熟とはいえL型のノウハウは多少蓄積されてても
Z31からはV6エンジンに移行した
データの蓄積はイチから
そんな
試行錯誤の頃
のちのエルグランドVG33Eブロックを流用しての3.3Lや3.4Lではない
VG30ブロックのままで3.3Lだ
ノーマルボアは87φ、古いエンジンほど肉厚(駄肉とも言える)があるのでボアアップしやすいにしたって、5mmも掘ってる
初期の頃しかなかった仕様です
未知であるNEWエンジンが出ればこんな積み重ねでデータが蓄積されチューニングの完成度も上がっていく
釣竿だって一緒かと
テストロッドを作り、実釣テスト、いろんな魚を掛け、いろんな扱い方もしてみて、時には壊すことも
そして設計変更した別のブランクを作ってみる、そしてまた試してみる
そして、均衡点(妥協点!?)を探し、市販化する