<昔話> きっとウマイと思える | ぎっちょ31  

ぎっちょ31  

蒼き時代より共に生きる

TVではイラッとするCMも多い昨今
最近の中ではお気に入りのCM



なんとも、この年寄りらしい動きとゆ~か
そうやって作る料理は、なんか家庭の味でなんとも言えない暖かさとゆ~か、そんなのを感じます

正直さ、年寄りになると
イロイロ「汚い」とゆ~か
気が回らなかったり、粗雑になったりで若い頃のような身の周りじゃないと感じますが
なぜか、その年寄りが握ったおにぎりは食えます
あのシワシワで年寄りシミのある手で握るおにぎりが、逆に風情があるとゆ~か

たぶん、これは誰しもに通じる感覚じゃないと思う
年寄りなんかが握ったメシなんて「汚ったね~~」と口にしない者もいるだろう

オレが小さい頃、ばあちゃんからイロイロ作ってもらった経験なども影響してるのか!?


今でも、感覚として覚えているのは
ばあちゃんの手って
永年生きてきたし、永年いろんな仕事してきた手なので
正直、手のひらの皮がちょっと厚いとゆ~か
この感覚わかる人どんだけ居るかな!?

ばあちゃんに撫でてもらったり
病気の時など額を触ったり、身体を世話してもらったり
お小遣いを手渡しでくれるその手が触れる時の手は
独特の皮の厚みとゆ~か、歴史を感じる感触がありました

その手で
おなかがすいた孫に何か作ってあげようと料理する
素朴な料理でも愛情があって美味かった

以前、ブログにも書いたことがありますが
ウチの父方のばあちゃんは早くから全盲になってました
緑内障だったと思います
今なら、あそこまで悪くなってなかったのでしょうが
その見えない目で、なんでもしてくれました

「よう来たね」と
「なんが食べたい」と
「玉子焼きっっ」と4~5歳のオレが言う
昔の台所につたいながら行って
ガスコンロにマッチで火をつけ、フライパンを置き
フライパンに油を引き、卵を割って、塩を入れてかき混ぜる
フライパンが適温になったかどうかを卵を溶いた菜箸の先をフライパンにチョンと当ててジュッと言うのを確認して
溶き卵をフライパンに流し入れ焼いてくれるのだ

台所だって

今風のこんなアイランドキッチンでおばあちゃんが料理作ってるワケじゃないからね

こんな感じかな


ガスコンロだって今のようなガステーブルじゃない


こんなガスコンロにマッチで火をつけて使っていた


そうやって全盲のばあちゃんが孫のために作る玉子焼きを

この女の子のように眺めてました