「台風中継」着色の必要ね~だろ | ぎっちょ31  

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蒼き時代より共に生きる

台風が来るたびに

各局、台風が近いとこに行って台風中継

 

この台風中継を見るたびに、少々不快感

 

今回の20号の取材先はそこそこ荒れてる地に行ってて映像もハデめな感じだけど

時々、取材に行く先をミスったか、思ったほどハデに荒れない台風だったのか、そのあたりは定かじゃないが

大したことないパターンもある、そんな時でも

台風が来れば、なにがなんでも「スゴイです!」とか「大シケです!」と伝えなきゃならんのか??

たとえ、大したことないパターンや、取材地がさほどインパクト無くたってさ

 

後ろに映る海を見たって「台風」でなく、「通常のシケ」(低気圧だったり前線だったり)と大差ないようなシケの状況でも「時折、堤防に大きな波が打ちつけており、風も強く立ってるのもツライくらい荒れてきました」などムリヤリでも「大変だぞー!」感を出す

そもそもその波だって「時折」っていうくらいの程度だし、見てたって大したシケじゃない

 

これくらいの現場なら「スッゲー!大丈夫か!」って思うけどさ

 

もちろん、オレも永いこと釣りもしてきたし

いろんな悪天候の海でも竿を出してきた

TVや雑誌の釣りの取材などでもナビ役もした

たとえそんな経験が無い釣人でも、釣り場などでプラーベート写真や動画などを撮ると

実際の現場よりも大したシケじゃないように写真や映像では見えてしまう経験がある人は多いだろう

写真や動画などの映像になると現場の大シケの迫力はなぜか随分と無くなってしまいます

 

そんなことも百も承知

 

それを考えたって「通常のシケ」レベルなのに

現場からのレポートは大袈裟なのだ

 

ネットにも「台風中継」とキーワード検索すると「大げさ」と候補が上がるくらいそう思ってる人は世の中多いんだろう

 

なんなんだ、この表情は!!クソみて~な小芝居は!!

 

風速40m吹いてる現場なら、コレでもイイだろう

後ろの海見たって、たかだか知れてるシケだわ

なんでオメーが余計な「着色」「演出」すんだよ

事実を伝えろよ!勝手に着色すんな!・・・といつも思う

 

顔はしかめっつら

声は大声&頭のテッペンから出してるような甲高い声&早口で一人テンションアゲアゲ

緊迫感を演出するかのごとく大袈裟に振舞う

 

いや、中継のみんながみんなってワケじゃない

台風の現場だからといって、必ず顔歪めてハイテンションで中継しなきゃならんワケじゃない

フツ~~に伝えられる状況ならフツ~~に伝えりゃイイ

 

立ってるのさえ厳しいシケってのも当然ながらあるワケだから

そんな時には必死で堪えながら中継すりゃイイ

 

余計なクソみて~な演出などせんでイイ!!

オメーら報道が着色してどーーすんだ!!

実際の状況伝えさえしたら、それをどう判断するかは見た者が決める

世の中、バカばっかしだから状況を大袈裟に伝えて、警戒を促し、台風をナメてかかって死ぬ奴らの予防してるつもりなのか!?

 

そもそもさ

コイツらも無知のまんま、むやみに中継先決めてんじゃね~か!?

 

ドコに取材に行くか!?

ってひじょ~~~に大事な部分

大荒れの日にでも「竿を出そうか」ってのと似たもんがあって

ちょっとした違いで大きく異なる

 

オレだって気象の専門家じゃないからエラソーに言えないけどさー

 

こんなふうに台風がやってきて

 

Aで取材すんのとBで取材すんのとじゃ状況違うからね

台風は、北半球だと反時計回りで渦描くから、風向きも状況も異なる、オマケに台風は右半面のほうが強い傾向もある

同じAの和歌山周辺でも、どの港に取材に行くかで状況は異なるハズ、港がどっち向きに口開いてるか!?で影響は異なるのはアタリマエ、同じ和歌山周辺に取材に行ったってほとんど追い風(陸側から海側へ)の港だってあるハズ

 

先日の12号

 

小田原や熱海で被害出て、そんな際にインタビューなどで必ず出てくるのが「何十年もこの地で生活してますがこんなのは初めてです!」みたいな声

いやいや、気象予報士じゃなくとも一般雑学程度でもある程度状況わかんね~かと思ってしまうのです

 

12号はさ~

珍しく右からやって来たんだんだよ(東からって表現が正しいだろうが)

大概は左(西)からやってくる

しかし、12号は東から接近して通過していった

その際はこんな風が吹きやすい(接近、通過で風向きはもちろん変わるけど)

小田原&熱海は、ウチらの方言で言うなら「まっぽし(真正面から吹き込んでくる)」

 

逆に、フツ~に何十年もやってくる台風だと西側から接近&通過していく

西からやってきたとしたら

三浦半島側に吹き込んで、熱海・小田原は風裏ですらあるイメージ

 

いくら台風が来たって

思ったほど大したことが無い・・・そんなイメージすら考えられる

 

同じように「台風がやってくる」とヒトククリに言ったって

状況によってまったく異なる

熱海の海に面したレストランが波で潰されて客が避難してた例のホテルだって

風向きを8方向(東西南北に加えて北東・南東・南西・北西)程度で表現するにしたって

7方向、または多少吹き込んでくる3方向を加えたとしたって5方向からの風なら、ワンドになってるから入江の外は爆風でもレストラン前はほぼベタ凪の天国状態だろう

でもさ、「まっぽし」なら1方向、ウネリが多少入り込んでくるのも警戒するならプラス2方向程度は要注意となるハズである

世の中のほとんどの「人間」ってそんなことも知らんのか!?

 

人生5~6年しか生きてきてないお子チャマなら、初めての事だらけで

毎回、サルでも解るような説明や警鐘を鳴らすことも必要かもしれんが

ほとんどの大人は何十年も人生経験してるし、いろんな知識を耳にする機会もたくさんあったワケだ

台風ひとつ取ったって、毎回毎回、近づいて来たらTVではバカに言うように「〇〇してください」「〇〇しないでください」の警戒を呼び掛ける「台風初めての人間ばっかなのか!?」とすら思う、まったく「毎回、毎回」同じことばっか・・・

 

こんなワンドですら、何十年も大丈夫だったとしたって

どんなふうに台風が来るか、または去っていくかで「今回はヤバイ」って判断が効いてしかりと思うんだがね

 

世の多くの人間たちは無知故に「はじめて、はじめて!」だの「想定外!」だの口にする

口悪く言うならバカ8割って感じ

オレが頭がイイとかガッコの勉強できるなんて言ってるわけじゃない、生きりゃ学ぶようなことすら無知な人間が多すぎる