仕様変更「要撃540」 | ぎっちょ31  

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蒼き時代より共に生きる

数年、お使いになって

思うところが発生するのは、いたって自然な流れです

 

仕様変更で預かりました

注文書にも明記されてますが

わかりやすいように!?か??竿にもイロイロと明記されてます

 

しかし、大変キレイにお使いいただいてます

もちろんキレイな竿は世にありますが

「ずっと床の間の飾りモン」や「タンスの肥やし」にしてたんならキレイは当然

傷もほとんどなく大変美品ですが、使っていた痕跡はあります

大事に使われていたんですね~

 

なんか、ありがたいです

 

で、オーダーで変更する箇所の分解

 

ロゴ部分も傷めないようにFグリップを除去

塗装も日光で焼けますが「蛍光カラー」は塗料の中でも耐光性があるとはいえません

使用頻度や保管状態にもよりますが数年で色褪せを感じる程度は焼けますので

今回は穂先のリペイントもオーダーに入ってます

穂先のガイドを外した部分を見れば焼けたのがわかるでしょう

 

Rグリップも除去、陰陽ロゴも除去、石突きも外してハンドルパイプも外します

Rグリップを「スタンダードテーパー」に変更のため全部外さないと製作できません

 

 

で・・・

 

 

完成

 

穂先カラーは今回「ロング仕様」(#2の途中まで穂先カラー)に変更

海面めがけて竿が突っ込んだ姿は、せっかくバキューーンと曲がり倒してるんですから、その素晴らしい光景は「目立ったほうがイイ」、「弧が鮮やかに見えたほうがイイ」、「足場の低い磯なら穂先が突っ込めばほとんど水の中」などなど

そんな理由で、ウチの石鯛竿の中でも「置き竿重視」の竿にはオプションで「穂先カラーロング仕様」を設けてます

セパレートFグリップ間にあらたに「名前入れ」

 

Fグリップは

F前:裏面凸凹

F後:Xクロス凸凹、に変更

 

Rグリップはスタンダードテーパーに変更

陰陽ロゴも新しく

尻手管・ハンドルパイプ・石突きを再度取付にて完成

車でも時々手を入れながら(チューンやカスタム)乗ると

だまって5年10年乗るのと違って、「チューンの後は、ど~変わるかな!?」とか「おっ!良くなった!」とか新鮮味が常に刺激としてあるので飽きずに一台の車を乗れます

釣道具も3年や5年で「買い替え」「買い替え」「買い替え」したって、竿なんてそうそう変更や改良することなんてありません

まして完成度が高く「大は小を兼ねる」ようなスペックにも余裕を持たせた竿なら「新作はこうした、旧モデルより新発売はこうですよ!」などキャッチセールスもすることなく、10年や20年同じ設計でも通用したりするもんです

 

「要撃540」なんて

昔のKAMIKAZE時代に設計した「雅540」から変更してないからね

12年くらい前の設計のまま、今でも通用してるし、購入していただくご贔屓さんもいまだに居ます

ブランク設計なんて、そんなコロコロ変更するようなもんは無いと思います

ブランクから「釣竿」として完成させるまでの「組立」では「形状」・「寸法」・「取付位置」などはユーザーさんの好みや使い勝手で作ったり、実際しばらく使ってみて「こうしたほうが良くないか?」と思えば、追々、変更してお使いになればイイと思います