麻音のこと。
どうしても書き留めておきたくて……、
これは本当に私の為のものなので
気が向いた方だけお付き合いください。
私が「桜田麻音」という女の子を演じる事になり、1番驚いたのはやっぱり私だと思います。
どう考えても私とは真逆の存在ですよね(笑)
とても自覚しているよ。
多くの方が同じ疑問を持ち、興味本意で(!)監督にキャスティングの理由を聞いたそうです。
世界のサトジュン様は……
「儀武さんはああ見えて、周りの人に気を使う人なので繊細で優しい役も合うと思ったので」
と、私のパーソナルの1番センシギブなところをポジギブに捉えて私に麻音を任せてくれました。
私はその思いに応えるべく「麻音という女の子が麻音として輝く」ように、精一杯作品の中で彼女として息をしてきました。
思いがけずだんだん私に寄ってきてしまった感はありますが(汗)、麻音を演じる時はあくまで彼女の枠からはみ出さないように細心の注意払ってきました。
たまゆらイベントに来て下さった方ならわかると思いますが、儀武ゆう子のカラーは原色過ぎて、たまゆらカラーには程遠く、一歩間違えれば作品の世界観をぶっ壊しちゃうほどの破壊力です。
そんな私がたまゆらのほぼ全イベントのMCな訳ですから、作品とのバランスちぐはぐですよね(ー ー;)
でも、田坂プロデューサーがそれを面白いと思ってくれて、何よりたまゆらーの皆さんがそれを許してくれました。
あったかい作品にはあったかいファンがついてきてくれるんだなぁと、とても感謝しています。
で、そんな原色の私が、
たまゆらの世界の中で生きられたのは「麻音」だったからだと思うのです。
彼女の控えめさや一生懸命を彼女らしく表現すると、儀武ゆう子カラーがちゃんと消えて、この私でもたまゆらの世界に存在する事が出来ました。
麻音のおかげで、大好きなサトジュン作品の邪魔をする事なく、融けこむことができたのです。
彼女は周りの人を優しさで包み込める魅力的な女の子です。
これからもどんどん素敵な女性になっていくと思います。
彼女が生まれて来てくれたおかげで、
私は色んなことを経験する事が出来ました。
かけがえのないものをたくさん貰いました。
麻音に出会えて私は本当に幸せ者です。
麻音ありがとう。
これからも貴女の優しさと好奇心と口笛でみんなを笑顔にしてあげてくださいね。
ずっとずっと大好きだよ!