今年のご挨拶が七草になってしまいましたが、今年もよろしくお願いいたします。
今年も個性のあるミネラルウォーターで七草粥をつくりました。
高級ミネラルウォーターをお料理に使うことはなかなかないので、年に一回くらいはアクアソムリエShingo Okadaがお料理の祭典としてご披露しております。
去年のVOSSウォーターは軟水ということもあり、お料理もしやすく第1回目の試みとしてはぴったりでしたね。
さて、今年は!?
コントレックスでいってみました。
(成分)
Ca 468mg/L
Mg 74mg/L
Na 9.4mg/L
K 2.8mg/L
硬度 1468mg/L
WHO基準 理化学辞典基準共に超硬水
これがどのくらいの硬水かというと、去年のVOSSウォーターが硬度11.7mg/Lですから、
実にVOSSウォーターの125倍の硬度ということになります。
「そんなの料理に向かないよ〜!」とよく言われますが、一概にはそうでもないんですよ。
意外に硬水でも料理で活躍するんですよ。
硬水はお肉を始め具を柔らかくする効果や、あくを取り除き旨味を残す効果もあります。
硬水は水(H2O)の分子の間に沢山のミネラルが敷き詰められているので、味の安定化も促します。
ひと癖あるコーヒーなんかはあえて硬水で作ると旨さが安定することもあるんですよ。
話は戻り七草粥。
歯ごたえがばっちりです。
おネギも添えましたので今年は八草粥になりましたね(^^)
是非硬水にもご挑戦くださいませ。
(硬水が乳幼児にオススメではないという説についての考察)
コントレックスを始め硬水の説明に「乳幼児、妊婦さまはお控えください」とありますが皆さまはどのようにお考えでしょうか?
例えば赤ちゃんのミルクを作る常識は軟水ですが、粉ミルクと軟水で作ったとしましょう。
出来上がったミルクは水は軟水でもミルクの栄養ミネラルを計算すると物凄いミネラル量です。
これは既に硬水ではないか!?
という疑問が生まれます。
水は飲むと人体では腸で吸収しようとします。
しかし食べ物はまず胃で分解吸収します。
これがポイントとなります。
水に近い状態の飲みものは早めに腸に落ちるので、硬水はここで腸に作用され便が緩くなるのです。
しかし今回作った硬水の七草粥はまず胃で消化するので、直接腸に作用しにくいわけです。
赤ちゃんのミルクは胃と腸共に消化するので、できるだけ軟水が良いというわけですね。