昨日南イタリア・プーリア州のポリニャーノ・ア・マーレで結婚された宇多田サン。

実は私、お仕事でその結婚式、行ってました。

本当は少し悩んだんですけど。
(離婚や犯罪などの)マイナスの取材ならば、かなりの確立でやらなかったと思うんです。
だけど結婚、慶事、ってことでいっか、とあくまでもこちら側に都合のいい解釈ではありますが、そう自分を納得させました。

さて、日本での報道を見ていますと。

「宇多田ヒカル、披露宴は元修道院でのガーデンパーティー」「招待客は100人程度」「ジミ婚」…なーんて言葉が踊っていますが。

…これに違和感を覚えた方って、日本でどのくらいいらっしゃるんでしょう。

私は非常に違和感を覚えました。

だって、はっきり言ってジミ婚じゃないと思うもん!にひひ

日本でのジミ婚って、どんなもんなんでしょう。
招待客が80人以上いれば、かなり豪華とういうか、きちんとした結婚式という印象。
でも親族と極親しい友人のみの30人とか50人でも、私はジミ婚とは思わない。
2人きり、もしくは親兄弟のみ、となったらジミ婚じゃないかなあ?

さて、こちら南イタリアでは。
うちのカメラマンが来月だかにカラブリアに結婚式の仕事で行くのですが。
ここの招待客は600人だか800人だと言っていました。

でもこれって、南イタリアでもかなり特殊な事だと思う…。汗

通常100-200人ってトコじゃないかなあ。

ちなみにうちの場合、会場のスペースの都合で100人ちょっとでした。
もうちょっと広ければ150-200人よんでたかも知れません(新婦の私側の出席者は10人程度でしたが)。

宇多田サンの新郎側は大家族だそうなので、もっとよびたかったけれど、100人程度に抑えたと記事にありました。
宇多田サン側の出席者(日本人という意味)は10人程度だったので、私の結婚式とさほど変わらないのかも。

南イタリアで30人の結婚式となるとジミ婚もいいところですが。
100人いれば、ジミ婚ではないと思います、私。
100人を切れば「ちょっと少ないね」って言われるかも。

私の結婚式もジミ婚だなんて、誰も言いませんでしたよ。

日本で出回っている記事で「招待客は100人→ジミ婚」ってなりましたが。
それよりも披露宴会場が元修道院ってのがジミ婚ってイメージにつながってるのではないかと、私は思うのです。

いいですか、修道院であって、現修道院ではありません。

うーんと、そうだなあ。

例えば日本で。
廃校になった校舎を使って居酒屋をオープンしたとしますよね。

元学校だったから、居酒屋にいても堅苦しい気分になりますか?

そんなことないですよねえ。
居酒屋なんだから、楽しい。

それと同じなんです。

ここも元修道院の建物を利用している、日本で言うところの披露宴会場なのです。

そりゃ元修道院というだけあって教会などもありますが。

堅苦しさで言えば、私達が披露宴をした、現在もプリンス一家が実際に住んでいる(←イタリアでも珍しい)、古城のほうがよっぽど堅苦しかったと思いますよ(だってプリンス一家もチョコチョコ来てくれましたもの)。にひひ

宇多田サンの披露宴会場のホームページからお借りした写真ですが、こんな感じです。

イメージ 1

イタリア人も普通に披露宴、してます。
元修道院だからという理由で選ぶ人なんてほとんどいないと思います。

日本人がこのチャペルが素敵だからという理由で結婚式場を決めるのと全く同じ。

だから元修道院=ジミ婚では、ないのです。


言葉の持つイメージって、怖いなあ。


※追記

きゃあ、びっくり!とあるサイトで「披露宴会場は世界遺産の修道院」って記事がありました…。
いえ、そこ、プーリアですらないですから…。
教会も「ベネツィアで一番古い教会の一つ」なんて書いてる…。ポジターノって記載もあったけど、そこもプーリアじゃないし…。

同じ名前の教会や修道院はイタリア中一杯ありますからねえ…。検索かけて、ヒットしたとこの情報書きまくってるんでしょうけど…。

でもこれを読んだ人は、イタリアの土地の名前など知らなければ、そう信じちゃうかも知れないですね…。






結婚式当日の日本の記事(イタリアの朝、つまり結婚式が行われる前に書かれている記事)、私も少し読んだんですけど。

「厳戒態勢」「写真撮影禁止」「披露宴会場までの道は通行止め」とありました。

イメージ 5
↑写真撮影禁止とあっても、参列者、携帯で撮ってましたよ。ここに映っているのは全て参列者(関係者)です。私は柵の外から撮影しました(柵の中は関係者以外立ち入り禁止)。ちなみに赤いのはハートの形でした。

最初の2つはまだしも、最後の通行止めというところ、私すこし首をひねりました。

だって、教会から披露宴会場まで約25キロですよ。
国の重鎮…外国の王族とか、そういう人であるのならまだしも、芸能人というだけで、25キロもの道、封鎖できるものでしょうか…。シラー

しかも宇多田サン、イタリアではあまり知られていないのに。

これを読んだ人は「宇多田ヒカルは何様なんだ」って思った人もいるようです。

結果…。

私達、教会での式が終わった後、2時からおいしいレストランで遅めのランチを食べました。

少し街をうろついたり。

イメージ 2

ポリニャーノはリゾート地で、海が有名と日本では出てると思います(実際、結婚式の前に、イタリアの有名俳優がバカンスで来てるのに出会いましたよ。いわゆる抱かれたい男にランクインするような人です。日本で公開されたイタリア映画にも出ています)。

でも、まあ。
ポリニャーノだけではなく、プーリアにはいたるところに美しい海があるってのは、まあ、別の話ですね。にひひ

イメージ 3
↑もうビーチに人がいました。ちなみに左側のレストランでは別の結婚披露宴が行われてました。

話を元に戻して。

私達、帰る前に披露宴会場によってみる事にしたわけです。

そうしたら。
新郎新婦が会場に向かったばかりの事ははっきりとはわかりませんが。
少なくとも私達が行ったときは…。

えっと、この披露宴会場、わかりやすく言うと「工」の字の「|」の部分に入り口があるわけです。
そこに行くには「二」のどちらかの道を通る必要がある。

で、まあ。
「|」の部分の、入り口を中心として100メートルほど?が道の半分封鎖されてるだけでした(柵がもう1つおいてあるって事は、新郎新婦や参列者が到着した頃は完璧この部分の道を封鎖して、関係者以外立ち入り禁止にしていた可能性もありますが)。

イメージ 4

この側にガードマンがいたんだけど、私達車を止められることもなく通れたし。
どうせこの道からは披露宴会場は見えません(門から入り口が遠いので)。にひひ

だからよっぽど、車を止めて望遠レンズを構えて…みたいなことでもしない限り、特に何もなかったんじゃないかと、思います。

で。
これぐらいの「封鎖」なら理解できるよなあ、と。

完全封鎖ではなく、地元の人とかは普通にこの道を通れるわけだし(少なくともその時間帯以外は。それに街中にあるわけではないので、車がバンバン通る道ではありません)。

いやあ、言葉って怖い。
書いた人の気持ちしだいで、読み手の受け取り方が変わりますもの。


で、タイトルの「宇多田ヒカルは本当にジミ婚なのか」ってところに戻りますけど…。

私達、ここの側を通って、すぐに家に戻りました。
だからこの披露宴が何時まで続いたのかとか、そういったことは一切知りません。

だけど南イタリアで暮らしている私、結婚式にも何度か行った私が思うに。
この会場では南イタリアチックな披露宴が行われるはずだと思うんですよね…。

つまり。

新郎新婦が教会から出てきたのが2時だったので、2時半とか3時ごろから食べ始める。
アンティパスト(前菜)、プリモ(パスタなど)、セコンド(肉・魚料理)、デザート、そしてウエディングケーキ。

食事の合間には踊ったり敷地内を散歩したり。

だから披露宴が終わるのって9時とか10時、南イタリア的にはとっても普通のことです。

下手したら夜中まで続くこともあるし、新郎新婦はホテルに行ったのに、招待客が帰らずに朝まで踊り明かしていた、なんてケースも知っています。

だから、結論。

私は宇多田サンのこの結婚式、決してジミ婚ではないと思います。にひひ