の2-3週間。

ベンゴシ家はかなりドタバタしておりまして…。
というのも、高校卒業試験まっさかり、だからなのです。
ベンゴシ姉の長女は18歳、ちょうどこの試験を受ける年です。
ベンゴシ姉一家はすでに海のセカンドハウスに行っており、この姪だけがこちらに残っているわけです。
食事と睡眠はベンゴシ家ですが、勉強は自分の家で…という生活をもう2週間以上。
毎日12時間は勉強してます、この子。
この子はね、毎年成績優秀者で表彰される位の子だし、私は全く心配してないんですが。
心配してるのは周りで…。
「もう勉強やめなさい」
…って、そっちの心配です。
私はさ、夜中まで勉強してて「もうやめなさい」なら理解できるんだけど。
朝7時から1時までと昼3時から9時まで、の勉強時間なら別にいいんじゃないの、って思うのよ。
勉強しなさい、じゃなくて止めなさいっての、初めて聞いたわ…。
この高校卒業試験、非常に難しいので有名です。
筆記試験と口答試験からなるんですが、話を聞くだけで私日本人でよかった、って感じ…。
ただ、この筆記試験。
カンニング防止と暑さ対策のため、姪の学校では廊下にずらっと机を並べてるんですよね。
なんだかすっごくイタリア的…。
この卒業資格を手に入れると、ほとんどの大学に入学することも可能。
…日本もこうすればいいのにね。
入るのは簡単で、出るのが難しい。
さて。
この試験。
かなりの緊張を強いられるし、大人になってもこの記憶は強く残っているようで…。
この時期になるとテレビニュースでもよく取り上げられるんですが。
それを見て「俺の時は…」なんて話で盛り上がったり。
何年前だったかな、Notte prima degli esamiという映画がありました。
その名も「試験前夜」。
そのラストシーンを見つけたので、はっておきます。
最後の方に口答試験の様子が映ってます(4分半頃から)。
※ネタばれですが、この部分の説明をすると…。
主人公のルーカが好きになった女の子はルーカが大嫌いな先生の娘だった。試験前夜、彼女に告白しようとしたところ、彼女はルーカの友達が好きだったことが判明。そんなルーカを見て先生は言う。
「明日の試験、もし君が困ってるようなら私が助け舟を出してあげよう。レオパルディ(詩人)について聞くからね」
試験当日。ルーカはうまく答えられない。そこで先生が言う。
「緊張のせいですよ。私が問題を出してもいいですか。…詩人について聞いてみよう。カルドゥッチについて話してくれ」
一瞬の間ののちすらすらと答えるルーカ。
「僕がこの5年間の高校生活で学んだことがあるとすれば、先生を絶対に信用するなということだ。だから僕はイタリアの詩人を全部勉強したんだ、レオパルディ以外のね」
この映画を見た時も、ベンゴシは昔話を語ってくれましたよ…。
で、昨日。
ベンゴシ姪の試験前夜。
いつものように夜9時前にベンゴシ家に戻ってきたんですが。
…停電!
9時前に突然電気が消えまして。
この辺一体だけが、何故だか停電。
街灯はなぜか生きていたので、真っ暗闇ではなかったんだけど。
懐中電灯持って来て。

その中でご飯を食べ。
その光で勉強するベンゴシ姪…。
いやあ、何か私わらけてきまして。
「ほーたーるのひーかーり、まどのゆーきー」
って日本語で歌っちゃいました…(ここまで来たらリラックスする方がいいでしょ)。
ベンゴシは。
「Notteeeeeeeeee prima degli esaaaaaaaaaaami」
って、↑の映画の後ろで流れてる曲を歌いだし(1分半頃から流れてます。この部分は3分のちょっと手前)。
何だか変な夜でした。
この試験前。
私も彼女を手伝うことになりまして。
彼女が書いた英語を直してくれ、と…。
で、どれどれ、と見てみたら。
アインシュタインが…とか次元が…とか…。
なんだか、よくわかんない…。
久しぶりに英語脳を使いましたよ、はい。
ちなみにベンゴシ姪の口答試験、非常にうまくいったようです。
試験時間は1時間だったんだけど。
30分で「もう他に聞くことはない」って開放されたんだと…。
そういえば。
ベンゴシ姪が筆記試験に向かったとき。
その日はたまたまベンゴシ甥もいたんですが。
ベンゴシ母が「ほら、お姉ちゃんに頑張ってって言って」と言ったところ。
この子、姪のほっぺたに噛み付いたんだそうな…。
イタ語で(試験の時なんかに言う)「がんばって」は「In bocca al lupo」と言います。
直訳すると「狼の口の中へ」。
だからこの子、自分が狼になってお姉ちゃんに噛み付いたようで…。