ナポリと聞くとまだまだ怖い

、危ないってなイメージが強いようで。
通訳の仕事をしていると「イタリアに住まれてたんですか?」なんて質問をよく受ける。
そうだと答えると、当然次に来る質問は…どこで?
今月もこの流れがあって。
私の答は。
「これ言うとみんな引いちゃうんですけど…ナポリなんです」
私のナポリに対する思いはちょっと複雑。
めちゃくちゃ大好き
な時代を経た後、死ぬほど嫌いになり。
今はそれが落ち着いて、好きなところも嫌いなところもあり…でもやっぱり憎めない。
それが私のナポリ。
ナポリを知ってる人とナポリの悪口を言うのは大好きだけど。
何も知らない人がイメージだけでナポリの事を悪く言ってるとちょっとイヤ。
この前も「ナポリって危なくないんですか?」と言われたもんで。
思わずナポリ擁護の私…。
「スリ対策なんかはした上でって事ですけど、行く場所と時間さえ間違えなければ、ナポリは決して危なくないですよ。日本だってそういうところはあるでしょう?それと同じですよ」
まあ、観光客にしてみればその場所ってのが問題なんだけどさ。
「ツアーで行くとバス
から降ろしてもらえなくて、バスの中から観光ってのが多いみたいですけど…あれじゃナポリの一番面白いところは何も見られないですよ。スパッカナポリなんかは危険って言われてるようですけど、明るいうちやクリスマスの時期であれば夜でも、とにかく人通りが多い時間帯は大丈夫です」
まあこの「大丈夫」ってのは強盗とかの凶悪犯罪に関してであって。
スリなんかは自衛してほしいんですけど。
スパッカナポリ
ナポリをスパッカーレ(割る)ようにして走っている通り。
余談ですが、私これをたまに「スカッパナポリ」と言ってしまう時がありまして…。
本当に何でなのかは分らないんだけど、気を抜いてるとスカッパナポリになっちゃいます。
ナポリ大嫌いな時期にそう言ってしまった時は。
「ナポリなんてスカッパーレしたくなる(逃げたくなる)ような街なのよ」なんて毒づいてましたが…(←もちろんナポリ人にはこんなこと死んでも言えないけどさ)。
この通りはいわゆる私達がイメージする南イタリアの下町。
頭上には洗濯物
がはためいている…。
そういう景色プラス。
この辺にはわりと手ごろな値段のお店も集まっていて。
わりと楽しい。
でも。この辺はやっぱり人がたくさんいる時間に行くのが妥当。
夜はちょっと、怖いです。
…とか言いつつ。
私真夜中のスパッカナポリ、歩いた事、あるんです…。
ナポリで暮らす事になったとき。
最初はにっくんの家
に泊めてもらって、家探しをしてたんだけど。
家が決まって、でも入居できるのは翌月の月初めからだと言われる。
私としては、その1週間前からナポリにいるほうが都合がいい…。
ってなわけで。
その1週間、ドゥオモ通りにある、にっくんの友達(←私も何度か会ったことがある子達)の家に泊めてもらうことに…。
でね。ある夜。
「ねえsiili、私達今から出かけるんだけど、一緒に来ない?」
今からって…もう真夜中ですけど!?
私ナポリの夜は、特にこんなところは、出歩いちゃいけないと思い込んでたので。
かなりびっくりしたんだけど。
5-6人で行くみたいだし。
イタリア人と一緒なんだから大丈夫か…と。
そして私達が歩いたのが…真夜中のスパッカナポリ!!!
「うそ、うそ、こんなところ歩いて大丈夫なの!?」と怖がる私。
「あら、siiliが怖がってるから、真ん中に入れてあげましょう」と友達。
そこから女の子ばっかり横一列になって(←もちろん私は真ん中)。
で、皆で腕組みながら、歌いながら
、目的のバー
に向かったのでした…。
その帰りには私にも余裕が出てきて。
うわー、真夜中のスパッカナポリを歩くなんて、多分最初で最後の経験だろうなあ、と。
まあ実際。
あの辺り、危ないっちゃあ危ないんです。
これまた真夜中ににっくんたちとトリアノンでピザを食べて帰ったとき。
店の前に止めてた車に乗ろうとすると、不良少年達が「車見張っててやったんだから、いくらか払いな」と。
これは完璧なる押し売り的見張りで。
向こうが勝手に見張っててくれて(←というか、ただ単にそこにいるだけなんだけど)、お金
を要求する、と。
そのときのメンバーは、にっくん、私、もう1人の日本人、イタリア人の女の子2人で。
にっくん以外はみんな女の子。
まだ高校生ぐらいで、私達より年下なのは分ってるんだけど。
とにかく…ガラが悪くて怖い。


にっくんがそんなもん払う気ないと言ってる間に車
に乗り込む私達。


乗り込んだ瞬間、不良少年2-3人が車をゆすり、わめきたてる…。
車が発車したとたん、ケリを入れる子もいるし。
いや、あれは怖かった…。


ってなわけで。
夜中のナポリは気をつけましょう…。
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