ある日。
私とベンゴシがバールから出て行くのと入れ替わりに入ってきた3人の男の人…。
私とベンゴシがバールから出て行くのと入れ替わりに入ってきた3人の男の人…。
彼らはなんと消防士。
店の外には消防車が止まってた…。
店の外には消防車が止まってた…。

日本じゃ、絶対、あり得ないなあ…。
日本じゃ、警官が、休憩時間に制服のままコンビニなんかに行けるようになったのがここ数年の話でしょう?
でもそれって、お店での犯罪防止力になるから、とか云々理由があったよね。
でもそれって、お店での犯罪防止力になるから、とか云々理由があったよね。
でもイタリアじゃ。
警官だろうが消防士だろうが。
仕事中だろうがなかろうが。
警官だろうが消防士だろうが。
仕事中だろうがなかろうが。
バールで一休みしてるとこ、見かけちゃう…。
ナポリに住んでいたころ。
日本人の友達と、にっくんのところに行っていた。
夜8時ぐらいの最終バスに乗って、ナポリへと戻る。
夜8時ぐらいの最終バスに乗って、ナポリへと戻る。
このバスに乗っていたのは私達2人だけ。
乗りなれたバスだし、怖い事も何もない。
乗りなれたバスだし、怖い事も何もない。
大きな道を右に曲がる。
…と。
しばらくしてバスがいきなり停車…。
しばらくしてバスがいきなり停車…。
こんなトコにバス停なんかなく。
それどころか人っ子一人いない、薄暗い道…。
それどころか人っ子一人いない、薄暗い道…。
「バスが故障したから、降りて」
運ちゃんにこう言われても…。
これはナポリへの最終バス。
しかもこんな危ないところで降ろされて(←そこはあまり治安のいいトコじゃなかったの)、私達、どうしたらいいのよ…。
しかもこんな危ないところで降ろされて(←そこはあまり治安のいいトコじゃなかったの)、私達、どうしたらいいのよ…。
抗議をしかけると、運ちゃんがこう言った。
「連絡して、後からバス来させるから、あの角のとこで待ってて」
信用、できないんですけどー!!
それでも運ちゃんは故障したんだからしょうがないと私達を無理矢理降ろしてしまう。
で、バスは行っちゃった…。
で、バスは行っちゃった…。
バス故障してたんじゃないの??
なんで?普通に走ってるじゃん!
なんで?普通に走ってるじゃん!
ここで私達考えた。
こんな所で、本当に来るか来ないか分らないバスを待ち続けるのは、怖い。
にっくんに連絡して、迎えに来てもらう?
でもにっくん今頃ジムだしなあ…。
にっくんに連絡して、迎えに来てもらう?
でもにっくん今頃ジムだしなあ…。
で。角まで引き返して。
テラスのところでコーヒーを飲んでいたカラビニエリのおじさん2人に声をかけてみる。
テラスのところでコーヒーを飲んでいたカラビニエリのおじさん2人に声をかけてみる。
今までの経緯を話すと。
そんなことはあり得ない、つまりは、起きてはいけない事だと憤慨する。
そんなことはあり得ない、つまりは、起きてはいけない事だと憤慨する。
私達と同様、運ちゃんが仕事放棄したんだと思ったみたい。
同僚に電話して、私達の乗っていたバスの運転手を割り出すように指示する。
同僚に電話して、私達の乗っていたバスの運転手を割り出すように指示する。
で。私達の住んでる場所を聞いたおじさんたち。
「ちょうど俺達もそっちの方に帰るとこなんだ。このコーヒー飲んだら、送ってあげるよ」
あ…ら…これって…ラッキー!!
カラビニエリに送ってもらえるってことで帰る心配もいらなくなったし。
なにより私達はカラビニエリ好き。
カラビニエリの車に乗れるなんて!!
カラビニエリの車に乗れるなんて!!
こっそり2人で喜んで。
カラビニエリと世間話を始める。
カラビニエリと世間話を始める。
そうしたら。しばらくして。
カラビニエリがコーヒーを飲み終わる前にバスが来た…。
カラビニエリがコーヒーを飲み終わる前にバスが来た…。
もしかして?とカラビニエリと4人でバスに向かう。
やっぱり…代走のバス…だった…。
何でもね。
私達を置いてったバス。
ライトが故障してたから走れないって事だったんだって。
私達を置いてったバス。
ライトが故障してたから走れないって事だったんだって。
で、本当にちゃんとバスを手配しててくれたようで…。
バスが来たのだから、カラビニエリと分かれてそのバスで帰ったんだけど。
何でこんなときに限って、きっちり仕事しちゃうわけ??
あーあ、カラビニエリの車に、乗り損ねちゃったよ…。

