犬派か猫派かと聞かれれば。
私はどちらかと言うと犬派…だった。
私はどちらかと言うと犬派…だった。
だけど。実を言えば。
どっちとも、苦手だったの…。
どっちとも、苦手だったの…。
と言うのも。
私の周りで犬や猫を飼っている人が少なくって。
そういうのに触れることが少なかったから、よく分からなかった。
私の周りで犬や猫を飼っている人が少なくって。
そういうのに触れることが少なかったから、よく分からなかった。
それに。
いくつかの種類の犬や猫に対して、アレルギーがある私。
そういうのを飼ってる人の家に行くと、くしゃみがとまらない…。
いくつかの種類の犬や猫に対して、アレルギーがある私。
そういうのを飼ってる人の家に行くと、くしゃみがとまらない…。
だから、嫌いでもないけれど、好きでもない、みたいな。
日本って。
犬か猫のどっちかを好きじゃなきゃおかしい、みたいな風潮、ありません?
犬か猫のどっちかを好きじゃなきゃおかしい、みたいな風潮、ありません?
だけど。
中には好きでも嫌いでもない、って人間も、いるのです…。
中には好きでも嫌いでもない、って人間も、いるのです…。
思い起こせば。
私の幼馴染がジャーマンシェパードを飼っていて。
私の幼馴染がジャーマンシェパードを飼っていて。
その子の家に遊びに行くたび。
犬の檻のそばを通らないと、いけなかったんですよ。
犬の檻のそばを通らないと、いけなかったんですよ。
檻の中にいるって分っていても。
自分より大きな、怖そうな犬がほえかっかって来る…。
自分より大きな、怖そうな犬がほえかっかって来る…。
これって、めちゃくちゃ恐怖です。
幼稚園や小学校に行ってたときの話だから、怖さも倍増どころじゃすまない…。
幼稚園や小学校に行ってたときの話だから、怖さも倍増どころじゃすまない…。
たまに庭で放し飼いにされてるときなんて。
涙目になって、幼馴染の背中に隠れてましたもの…。
涙目になって、幼馴染の背中に隠れてましたもの…。
そんな時。
小学生の頃だったかな、別の幼馴染が雑種の犬を飼い出して。
小学生の頃だったかな、別の幼馴染が雑種の犬を飼い出して。
そこから、犬は少しずつ、平気になっていったの。
猫はといえば。
それこそ周りで飼っている所がなかったので。
何とも思わないまま…。
それこそ周りで飼っている所がなかったので。
何とも思わないまま…。
ところが。
高校のときの語学留学中。
高校のときの語学留学中。
ある家に行ったとき、そこに猫がいたわけ。
猫が周りにいたことがなかったので、猫に対して特別何の感情も持っていなかったのだけど。
とりあえず、そこの家族の目もあることだし、撫でてみることに。
とりあえず、そこの家族の目もあることだし、撫でてみることに。
そしたら!
その猫、私の手を引っかいたの!!
私の手の甲から流れ落ちる血…。
10歳にもならない、そこの家の女の子に「Are you all right?」って聞かれて。
何だか分らないけれど、ものすごく恥かしいって思っちゃって。
何だか分らないけれど、ものすごく恥かしいって思っちゃって。
それ以来、何となく猫が嫌いになっちゃって…。
だから。
ベンゴシのところでも。
私は犬の方が好きだったの。
ベンゴシのところでも。
私は犬の方が好きだったの。
でも。
今回、これだけ猫を追い回していると。
今回、これだけ猫を追い回していると。
何か可愛いじゃん、って思うようになっちゃった…。
あくまで上から目線の新ボス。

早く撫でろよ、って感じの目つき。

くそー、かわいくなーい、なんて思いつつ。
可愛いと思っちゃう私は、もう負けてますね…。
可愛いと思っちゃう私は、もう負けてますね…。

