ナポリで住みだしたころ。
私が一緒に住んでいたのは。
私が一緒に住んでいたのは。
・日本人(女)とイタリア人のカップル
・私と同時期にやってきた日本人の男の子
・イタリア人の女の子
・私と同時期にやってきた日本人の男の子
・イタリア人の女の子
日伊カップルがいなくなった前後に、私の日本人の友達がやって来て。
さらに男の子の、日本人の彼女もやって来るのだけど。
さらに男の子の、日本人の彼女もやって来るのだけど。
今思えば、あのころが一番よかったなあ、同居人と言う意味においては。
その後やってきたポーランド人には食料品を中心に、色々盗まれたし…。
きっと本人には盗んだって実感はないんだろうね。
「ないものを同居人に借りるのは当たり前」みたいな感じかな(←あ、でもお箸とかも盗まれたのよね…。これはただの泥棒じゃん)?
きっと本人には盗んだって実感はないんだろうね。
「ないものを同居人に借りるのは当たり前」みたいな感じかな(←あ、でもお箸とかも盗まれたのよね…。これはただの泥棒じゃん)?
人としては嫌いではなかったのだけど。
イタリアでは手に入らない日本食なんかを盗まれたときには、かなり腹が立ちましたねえ…。
イタリアでは手に入らない日本食なんかを盗まれたときには、かなり腹が立ちましたねえ…。
だけど結局。
大家との間に問題が起こり、そこを出て行って。
大家との間に問題が起こり、そこを出て行って。
やっぱり日本人と住むのが一番楽だなあと、思いました、はい…。
さて。当時一緒に住んでいた、日本人の男の子。
彼は料理人を目差してナポリにやって来たんですね。
彼は料理人を目差してナポリにやって来たんですね。
日伊カップルのイタリア人の紹介で、ナポリのレストランで働けるようになった…。
彼、そんな風には見えないのだけど。
天然なところがあったみたいで…。
天然なところがあったみたいで…。
朝、コーヒー豆を挽いていた人が。
自分がそこを離れる間、それを見ててくれ、って彼に頼んだ。
自分がそこを離れる間、それを見ててくれ、って彼に頼んだ。
すると彼。
…本当に「見ていた」んですね。
つまり。
挽かれたコーヒーが、下の器からはみ出しても、ただそれを、見ていた…。
挽かれたコーヒーが、下の器からはみ出しても、ただそれを、見ていた…。
「普通『見てろ』って言われたら。コーヒーで一杯になった器を取り替えるとか、機械を止めるとかするだろ…。こいつったら、本当に見てるだけなんだもんなあ。こいつに荷物見ててって言ったら、置引にあっても、ただ見てるだけだぜ、きっと」
なあんて、しばらくの間、話のネタになってました…。
さて。この仕事を紹介してあげたイタリア人は。
バリスタをしてたんですけど。
バリスタをしてたんですけど。
一度、引っ越してきたばっかりで、まだよく道が分かってないときに、家の近くにあった、彼の働いてるバールに、皆でコーヒーを飲みに行ったことがあるんです。
その時にちょっときな臭い話を聞いて。
つまり。
ナポリでお店を出すには、カモッラ(マフィア)にショバ代を収めないといけないらしいんですが。
この店は、拒否してたそうで。
ナポリでお店を出すには、カモッラ(マフィア)にショバ代を収めないといけないらしいんですが。
この店は、拒否してたそうで。
カモッラがちょくちょく取り立てに来てる…と。
その時はただふーん、と聞いていた私。
後になってこんな話を聞いた。
ある日、カモッラが店にやってきた。
「おい、店長はいるか」
こう聞かれた人。
「あの、はい、すいません…。店長は今不在でして…。はあ、あの、出張に行ってるんです、あの、北の方に…。いえ、いつ戻ってくるかは言ってませんでした…」
こう言われたので、カモッラは引き下がったそうですが。
何と。
「店長は今いない」と言った人物、彼こそがその店の店長だったんですね…。
「店長は今いない」と言った人物、彼こそがその店の店長だったんですね…。
何か…コント見てるみたい…。
その後も。
カモッラが来るたびに店長は隠れたりしてたんだそうです。
カモッラが来るたびに店長は隠れたりしてたんだそうです。
が。
しばらくして、家の周りの道も分るようになったころ。
そのバールの近くを通ったのね。
そのバールの近くを通ったのね。
そしたら。
…バールがなくなって、違う店になってた。
うーむ。
カモッラにつぶされたか…。
カモッラにつぶされたか…。
こんなことって、本当にあるんだなあ、って思いました、はい…。
それ以来。
ナポリでつぶれた店を見るたびに。
ナポリでつぶれた店を見るたびに。
経営が上手くいかなかったのか、カモッラにやられたのかどっちだろうなんて考えるようになっちゃいました…。

