昨日の続きです。
パスクア(復活祭)直前の金曜の夜。
ベンゴシの街では「ミステーリ」というものが行われます。
ベンゴシの街では「ミステーリ」というものが行われます。
どう訳していいか分からないんですが。要は宗教的な行進だと思ってください。行進っていっても、ゆっくり練り歩くって感じなんだけど。
このミステーリはかなり有名で。遠くはフランスやドイツから、これを見に来る人がいるぐらいです。
衛星放送でも流されるんだって。
衛星放送でも流されるんだって。
ミステーリは。金曜の夜7時ごろ、聖母教会前から出発します。

先頭は音楽隊。そして、十字架の道行きの14留の像が、順番に続きます。
こんな感じで。
こんな感じで。



そして。木曜の昼から夜、金曜の朝に14の教会を回った、パッパムッシも続きます。

パッパムッシの後ろに来るのがこの像。

「倒れるキリスト」です。後ろからの写真ですけど…。
これね。この像を作っていたとき。彫刻家がこんな声を聞いたとされてるんですって。
「こんなにも上手に私を作ってくださったってことは、あなたは私の顔を見たのですね」
…ってかさぁ。もっと早く教えてよ、ベンゴシ…。
そうしたらちゃんと顔を見ただろうし、写真も撮ったでしょ…。
そうしたらちゃんと顔を見ただろうし、写真も撮ったでしょ…。
この話、一昨日初めて聞きました…。
ちなみに。昨日のパッパムッシの写真は今年のものなんですけど。それ以外のミステーリの写真は、昔のものを使っています。
ベンゴシ、ミステーリ見に行ったくせに、カメラ忘れたんだって!!!
ベンゴシ、ミステーリ見に行ったくせに、カメラ忘れたんだって!!!
この倒れるキリスト像の後に来るのが、このミステーリを有名にしたものなんです。
ヒントはさっきの写真にチラッと写ってます…。
ヒントはさっきの写真にチラッと写ってます…。
それがこれ。

キリストがかつてしたように、自分たちも十字架を背負って(というか引きずって)歩くんです。
これは聖母教会前で自分の順番を待つ人なんですけど。

こんな人が、その年によって違うとはいえ、10-20人はいます。
とにかく…衝撃です。
とにかく…衝撃です。
すごく大きいっての、伝わるでしょうか…。
大きくて重いものだから。これをもってスタスタ歩く、なんてことはできません(←仮にできたとしても、キリストの苦しみを味わうためには、してはいけないのかも)。
だから。彼らは数メートル歩いては一度十字架をおろして(←最後の写真のように)。で、しばらくしてまた数メートル進んでおろす、ということをひたすら繰り返していくんです。
だから。彼らは数メートル歩いては一度十字架をおろして(←最後の写真のように)。で、しばらくしてまた数メートル進んでおろす、ということをひたすら繰り返していくんです。
行進は自然とゆっくりなものになりますよね。
十字架の前に誰もいなくなって、後ろは詰まってる、って状況はダメだから。連絡係や進行係なんかもいます(←「早く歩け」とか「しばらく止まれ」とかを指示します)。十字架の人を中心に、この行進は進められていきます。
十字架の前に誰もいなくなって、後ろは詰まってる、って状況はダメだから。連絡係や進行係なんかもいます(←「早く歩け」とか「しばらく止まれ」とかを指示します)。十字架の人を中心に、この行進は進められていきます。
十字架の人が来るのを待っている間。像を担いでる人は、重いですよね。
だから。像の近くには、Y字型をした棒を持っている人が必ずいます。3枚目と4枚目の写真に写ってますね。
この棒を、神輿部分の木の棒に引っ掛けて地面に置くことによって、彼らも少し休むことができます。
だから。像の近くには、Y字型をした棒を持っている人が必ずいます。3枚目と4枚目の写真に写ってますね。
この棒を、神輿部分の木の棒に引っ掛けて地面に置くことによって、彼らも少し休むことができます。
というのも。このミステーリ。かなりゆっくり進むものだから。街の中心を行進して聖母教会に戻るまでにはかなりの時間を要するんです。
私も、いつ終わるのかは知らないんですけど。
一度ミステーリを見ていたとき。
この行進の一番最後に来る「喪服(黒衣)のマリア」像とそれに続く音楽隊が通り過ぎて。少し友達と話して分かれたのが10時でした。
この行進の一番最後に来る「喪服(黒衣)のマリア」像とそれに続く音楽隊が通り過ぎて。少し友達と話して分かれたのが10時でした。
私たちがいた地点が、このコースのどこら辺だったのかは知りませんが。
この流れで行くと、早くても夜中じゃないかなぁ、と。
この流れで行くと、早くても夜中じゃないかなぁ、と。
ちなみに。この十字架の人たちも、もちろん普通の市民です。
これをやる理由はパッパムッシの人たちと同じ。
これをやる理由はパッパムッシの人たちと同じ。
自分がどっちかを必ずしないといけなかったら…どっちにしましょう?パッパムッシか十字架か…。
両方…きついなぁ。
両方…きついなぁ。
この十字架は。自分で作る人もいれば、作ってもらう人もいます。でも、多分サイズに規定はないんでしょうね。
写真より小さい(細い)十字架の人もいれば、大きい(太い)十字架の人もいます。
写真より小さい(細い)十字架の人もいれば、大きい(太い)十字架の人もいます。
十字架に年号を彫っている人もいて。自分がミステーリに参加した年号だと思いますけど。
中には10年位毎年参加してる人もいるんです…。
そしてそういった人の十字架は。地面に当たる部分が変形してます…。
中には10年位毎年参加してる人もいるんです…。
そしてそういった人の十字架は。地面に当たる部分が変形してます…。
これがパッパムッシのことを言っているのか、十字架の人のことを言っているのかは定かではないんですが。
1693年に行われていたと、ある文献に記載されているようです。
1693年の時点で、行われて数世紀が経っていた、とする説もあるんだとか。
1693年に行われていたと、ある文献に記載されているようです。
1693年の時点で、行われて数世紀が経っていた、とする説もあるんだとか。
かなりの歴史のあるものだったんですね…。

