ローマの裁判所に入った後。
とりあえず裁判の行われる部屋に行って。私も傍聴者として一緒に入りました。
私は後ろの壁際に1列に並んでいる13個の椅子のうちの1つに座って。
私は後ろの壁際に1列に並んでいる13個の椅子のうちの1つに座って。
…裁判待ってる間とか、暇だったんで事細かに日記に書いてたんです。
イタリアで裁判傍聴するなんてなかなかないだろうし。
ベンゴシは木の柵を越えて、テーブルに着きます。2人用のテーブルが6個あるんです。左右に3個ずつ。そこが弁護士と検事の席。
さらにその前に大きな(長い)テーブルが1つ。これが裁判長席です。補佐する人を含めて、4人座ります。
木の柵とローブを着ている人さえいなければ、裁判所というよりもイタリアの卒業試験の会場のようです。
私ね。1件の裁判につき1室がもらえるのかと思ってたんだけど。小さい裁判だったこともあり。順番に10件以上の裁判が、同じ部屋で行われるんです。
自分の裁判を他の弁護士たちの前でして、終わったら出て行くって感じ。だから弁護士で部屋は埋まってました。
自分の裁判を他の弁護士たちの前でして、終わったら出て行くって感じ。だから弁護士で部屋は埋まってました。
弁護士たちはわりとカジュアルというか。男の人はまぁスーツが多いけど。ジーンズにジャケットって人もいるし。女の人はスーツは少なくて。ちょっとおしゃれしてお出かけ、って感じの格好が多いです。
まぁこれは裁判長によりけりだそうで。
ターラントの裁判所ではベンゴシの同僚がジーンズとTシャツで行って、裁判長にこう言われたそうです。
ターラントの裁判所ではベンゴシの同僚がジーンズとTシャツで行って、裁判長にこう言われたそうです。
「弁護士さん。今11時です。私は12時までここにいますから、しかるべき格好をして出直してきてください」
…
弁護士がネクタイを締めてスーツを着るか、ネクタイなしのスーツを着るか。はたまた普段着に近い格好で行くか…これは自分の担当の裁判長次第なんだって。
9時15分に女性の裁判長が入廷。皆、何も言われずに起立。
イタリア人でもやれば出来るんじゃん!って思いました…。
裁判長が入退廷するたびに、何も言われずとも起立してましたから。
9時25分にベンゴシの裁判スタート。…本当はもう少し後の予定だったんですけど。ベンゴシの前の裁判の資料がなぜか見当たらず。ベンゴシの裁判が前倒しされたんです。何か…イタリア。
9時35分にベンゴシと検察側の言い分を考えるために1回裁判長が退廷して。
戻ってきたのが9時45分。
これで裁判、終りです。
戻ってきたのが9時45分。
これで裁判、終りです。
ベンゴシが嬉しそうに出てきたので、勝ったのかな?なんて想像しつつ退廷。
いやね、裁判長はマイクを使うんだけど、ベンゴシはマイクなしで。やり取りが聞こえないんですよ。裁判長の一方的な発言しか聞こえない。
それに裁判用語に精通しているわけでもないので…。
それに裁判用語に精通しているわけでもないので…。
何でも。
今回ベンゴシの言い分が認められたことにより、この裁判に勝つことがほぼ決まったそうで。多分後1回裁判をすれば終わるんじゃないかってことでした。
今回ベンゴシの言い分が認められたことにより、この裁判に勝つことがほぼ決まったそうで。多分後1回裁判をすれば終わるんじゃないかってことでした。
私にはよく分からないのだけど。かなり難しい裁判だったようで。
裁判が終わった後。男の人がベンゴシと握手していたのね。知り合いなのかなと思っていたらそうではなくて。「すばらしい裁判だった」って全く知らない弁護士が言いに来てくれてたんだって。ベンゴシ、かなり喜んでました。
裁判所を出て。少し興奮気味のベンゴシ。一通りおばさんたちに結果報告をしたあと。
「で?siili、俺が勝って嬉しくないのか?
」
…私ね。この裁判のことは、行く前からブログに書こうと思ってたの。珍しい体験だし、何よりベンゴシの働く姿が見られるわけでしょ?
「働くベンゴシは格好良かった」でしめようって、それこそ裁判が始まる前から思ってたわけ。だって普通そうでしょ?
「働くベンゴシは格好良かった」でしめようって、それこそ裁判が始まる前から思ってたわけ。だって普通そうでしょ?
でも…。
ちゃんと聞こえなかったとはいえ。弁護士の話している声を聞いて…私だんだんムカムカしてきました。
ちゃんと聞こえなかったとはいえ。弁護士の話している声を聞いて…私だんだんムカムカしてきました。
私に何か諭したり、私が間違ってると指摘する声、それと全く一緒だったんです…。こういうとき。ベンゴシは私に対しても弁護士してたんですね…。
そう。弁護士と付き合って何が腹立つって。ケンカ(や議論を)するとき。
本人に何度言っても否定しますけど。ケンカするとベンゴシは弁護士になります。それがたとえどんなにしょうもない内容でも、負けるのが嫌なんでしょうね。
本人に何度言っても否定しますけど。ケンカするとベンゴシは弁護士になります。それがたとえどんなにしょうもない内容でも、負けるのが嫌なんでしょうね。
自分の分が悪くなると話題を変えてきます。もちろん自分にとって有利な話題に。
初めの頃はそれに振り回されていたんですけど。最近では「ほら又自分にとって都合が悪くなったから話題変えてる!」って話題を変えさせないようにしました。それでも相手は話題を変えてくるんですけど。私もひたすら話題を戻します…。
初めの頃はそれに振り回されていたんですけど。最近では「ほら又自分にとって都合が悪くなったから話題変えてる!」って話題を変えさせないようにしました。それでも相手は話題を変えてくるんですけど。私もひたすら話題を戻します…。
ただでさえ外国語でケンカするのってしんどいです。自分の思ってることが100%言えないんだもん。
なのに。その相手が弁護士だと…。
やっぱり、いつも相手を言い負かそうとしてるわけです。そんな相手とケンカをするってかなりしんどいです。言いくるめられそうになります。
なのに。その相手が弁護士だと…。
やっぱり、いつも相手を言い負かそうとしてるわけです。そんな相手とケンカをするってかなりしんどいです。言いくるめられそうになります。
まぁ、これはケンカをしているときに限らず。普通に会話をしているときでも起こり得ます。
私もベンゴシに負けず劣らず、頑固で負けず嫌いなんです。だから…日々闘いです…なんて。
私もベンゴシに負けず劣らず、頑固で負けず嫌いなんです。だから…日々闘いです…なんて。
話を戻して。
もちろんベンゴシが勝った事は嬉しかったし。何より、せっかくベンゴシが喜んでいるところに、上記のことを言って水を差すのもどうかと思ったので。
「えらい、えらい」って言いながら頭を撫でてみました。
もちろんベンゴシが勝った事は嬉しかったし。何より、せっかくベンゴシが喜んでいるところに、上記のことを言って水を差すのもどうかと思ったので。
「えらい、えらい」って言いながら頭を撫でてみました。
そしたら…怒られました。
「弁護士の頭を撫でるな!!」
ベンゴシが頭を撫でられることを嫌がってるのを知っててする私は確信犯なんですけどね…。
その後のケアはベンゴシの同僚に任せました。
同じ弁護士同士で話したほうが話が通じるでしょうし。電話の向こうで同僚に「すごい、すごい」って言われて喜んでました、ベンゴシ。
同じ弁護士同士で話したほうが話が通じるでしょうし。電話の向こうで同僚に「すごい、すごい」って言われて喜んでました、ベンゴシ。
それを見てまた頭を撫でる私…あは。

