母がくも膜下出血で倒れて、高次脳機能障害・半身麻痺となってから、たまに何かに怯えている。
母にしか見えない何かがあるらしいのだ。
今日は、指差しでソレがいる場所を教えてくれた。
母は視界の右半分が見えない(らしい)
脳外科の先生が説明してくれた。
しかし、いつも怖がって怯える方向は右側なのである。
見えないと言われてる暗闇の部分に、母は何かを見てるらしい。
怖いと言う(正確には失語症なので、そうと聞こえるという言い方が正しい)ので、手を握って私を見るよう促した。
そして、母は目を瞑った。
安心したのか、数十分後私の手を握ったまま寝ていた。
今日そのときは機嫌が良かった。
母が私のことを覚えていなくても、何百回と握ったであろう手の感触を覚えてくれていれば嬉しい。