またまた入院しました | 食道がんと闘います

食道がんと闘います

65歳食道がんサバイバー。
初発は2013年、ステージ3aリンパ節に転移。
手術で切除し抗がん剤治療。
しばらく無事でしたが2016年に肺転移、切除手術。
以来、異常なし。
定年退職後、大学で医療系を学び卒業、再度就職するも3か月で解雇、その後開業するも2年で廃業。

抗結核薬の服用183日が無事に終了したので安堵しかけていたのですが。

先週の経過観察の結果、恐れていた、というか覚悟していた事態になりました。

主治医の見立てでは、結核については変化はなし、治療は以上で終了、ということでこれはよかったのですが、アスペルギルスの方がよくありませんでした。

レントゲン画像診断では、主病巣であった右肺尖部は若干の改善をしているものの、別の箇所に巣ができている、できかけている疑いのある個所もある、とのこと(結核の主病巣は左、加えて小さな気胸が左に生じている)。

まあ、治ったか治ってないかわからない状態で退院したのが4月末、それ以来、アスペルギルス対策は何もできなかったわけです。

というわけで結核の際と同じ病院に再入院しました。

入院と同時に点滴薬ミカファンギンの注射を開始しました。

また抗結核薬との飲み合わせが悪いアゾール系の経口薬の投与も、もう少し先になるかと思っていたのですが、入院翌日から始まりました。

なんでも抗結核薬の服用を終えても体内に影響が残っているため、2週間くらいは開けるのが望ましいそうなのですが、今回は10日目での服用開始となりました。

こちらはボリコナゾールという薬です。

入院期間は2~3週間程度というお話しでしたが、結核で入院した時も始めは2か月で退院見込みだったのが4か月になってしまいましたので、さて大丈夫でしょうか。

入院当日は雨天だったこともあり、入院のための荷物はリュックサックと紙袋ひとつでやってきましたが、この荷物の少なさは2~3週間程度で退院できるという希望的観測によるものです。

考えようによってはまずは治癒が望める結核よりも完全治癒が期待できないアスペルギルスの方が事態は深刻なのですが、結核で入院した時ほど気持ちは暗くありません。

ひとつには4月末に退院してからひと月半ほどの間に懸案をいくつか片づけることができていたからです。

例えば年金受領開始の手続き、道楽みたいにやっていた店舗の整理など。

子どもが病気で休職中なのですが、入院の10日前程から改善傾向がみられるようになってきていたこと。

また今回の入院病棟が結核病棟のように隔離ではないので、院内を自由に行き来できるということもばかになりません。