原作は小説『まぐだら屋のマリア』(作/原田マハ 幻冬舎 2011)。
以前、『永遠をさがしに』( 2016 河出文庫)を読み、わかりやすい言葉で紡がれる豊かな物語と、溢れてくる想いとその余韻に浸った。
(ネタバレ含みます。御注意!)
紫紋(藤原季節さん)が死のうとして向かった酷寒の漁村「尽果」にいたのは、かつて死ねなかったマリア(尾野真千子さん 高校時代/川口真奈さん)だった。
坂東龍汰さん、斉藤陽一郎さん、前田亜季さん、大原梓さん、中島ひろ子さん、
馬渕英里何さん、尾美としのりさん、中嶋朋子さん、田中隆三さん、岩下志麻さんなど、共演陣の層も厚い。
板前見習い中に店の不祥事に巻き込まれ、可愛がっていた後輩が死を選ぶ前半も重かったが、生きる気力を失い流れ着いた食堂「まぐだら屋」での後半がまた重い。笑。
弱く、脆く、欲深く、醜く、あさましい人の業がこれでもかこれでもかと塗り重ねられていく。
「マリア」なのに救いがないのかと思ったら、一気に収束していくラスト。
生きるということは、そんな愚かな自分とひたむきに向き合うことなのだと気づかされる。
主題歌「一樹」(中島みゆき)がまた心に染みる( ̄▽ ̄)
