今日は久々の観劇休み。

 

昼公演だから、ゆっく4度寝して、9時過ぎに起き、支度を始める。
 

やらかしが多々あるので前夜一応スマホのスケジュールを確認はしていたのだが、それでも不安になり、出発前にチケットの券面を確認すると、案の定会場時間を1時間間違えていた!

スケジュール入力時点でもうミスしていた(;゚Д゚)


もう高速バスでは間に合わないので久々に車で行くことに。


でも、その時はまだ「やっちまった」というよりは「よく気づいた!」とホッとしていたが、高速の入り口で待ち伏せしている高速機動隊員の姿に直前まで充電していたスマホを忘れていることに気づく!

 

それこそ「やっちまった!」

もう、高速進入後。戻ればギリギリだが、しばし逡巡し、何よりも嫌なのは舞台開演に遅れて入場することなので、そのまま行くと決断!!

なので、今回写真無し。


なんとか予定通り高速を降り、駅前の混雑を避け手前の駐車場に車を置き歩きだす。

無事、開演15分前に到着。

ひと汗拭いてから、会場へ。


今回は6列目の中央寄りで、しかも前席が空席m(__)m

とても見やすい状態。
睡眠時間も充分で、いつものように食後でもなく、苦手なミュージカルのしかも翻訳物ブロードウェー作品という悪条件にもかかわらず、最後までウトウト無しで観ることができた。

 



演出は、今注目の藤田俊太郎さん。

(原作/ドリス・ベッツ「The Ugliest Pilgrim」   音楽/ジニン・テソーリ   脚本・歌詞/ブライアン・クロウリー)

主演のヴァイオレットは、「ドライブ・マイ・カー」、「大奥」などで確かな演技力を見せている三浦透子さん。


さらに、フリックの東啓介さんや、立石俊樹さん、子ども時代を演じた生田志守葉さんも、素敵。
 

苦手な音楽劇だが、迫力の生演奏に軽快な曲も多く、会場はおおいに盛り上がった。


(ネタバレあります。ご注意を!)


ただ、千穐楽とあって、リピーターのファンも多く、私の周りはかなりヒートアップしておられ、だからという訳ではないが、難聴気味の私には今回も台詞や歌詞が聴き取り難い。

音痴だからか手拍子もひとり合わず、心理的には周囲から浮いていたかも。

物語としても、公民権運動、人種差別、貧困や格差、難病、障害、etc、いろいろなドキュメントやドラマを見過ぎているためか、その苛酷な歴史や苦難のうわずみをなぞっているようで、もうひとつ感情移入できない。

さらに、父親(spiさん)との確執を乗り越え、フリックと共に生きていく決意を固めるていく終盤も、それまでの、フリックに惹かれながらもなしくずし的にモンティと一夜を共にし、表面的な美しさに拘り、自分を貶めてしまう彼女の行動などが感動を浅くしてしまい心が波打たないまま。


でも、周りのたくさんのお客さんがすごい勢いで泣いておられたから、私の感性が枯れてきているのかも。笑。


舞台背景をスクリーンにした映像は鮮やかで、とても効果的だった。水の波紋などは本当にリアル。
 

洋楽に馴染みの薄い私にはピンと来なかったが会場はノリノリだったし、ルーラ(谷口ゆうなさん)の声量には私も驚いた。



カーテンコールでは、演出の藤田俊太郎さんも登壇された。

藤田さんと主演の三浦透子さんの挨拶の横にいる、カンパニーの皆さんの笑顔がとても素敵だった。


あんな美しい表情を見せられると、全てが肯定できるから不思議。


基本、板の上は眩しい( ̄▽ ̄)


スマホもないので素直に帰りました。