同名の映画化作品(監督・脚本/吉田大八  2008)が印象に残っていて、さらに大好きだったバラエテイ番組『セブンルール』(フジテレビ)での発言も面白かったので、原作が読みたくなりずいぶん前に購入した。数年して読み始めたが、途中ほったらかしてしまい、読み終えるまでにさらに1年以上かかった。笑。

 

 

 

 

今のご時世、こんなことに性差を持ち出すのはかなり恥ずかしいのだが(実際ボケ初めのロートル(;゚Д゚)、前々から女性作家の描くヒト(男も女も)の業の描きざまにはこちらの肝を握り潰されるような心地になることが多かった。

行間から感じる作者の視線に射竦められて縮こまってしまう。笑。

 

この作品もそうだった。

9~10章あたりで、手が止まってしまった。

やはり私は「腑抜け」のひとりなのだろう。

そんな感情が全身を蔽ったのだ。

 

 

私が作家になれなかったのも道理である。笑笑。