先月、急に姉からの電話。

どうやら甥っ子(姉の長男で高校教師)がマレーシアの国立大学にある日本の大学留学生支援学校の教師として赴任することになり、見送りに行きたいが成田空港は初めてなので付き添ってほしいという。

 

ま、そのぐらいお安い御用と引き受け、仙石線の始発で仙台へ。

そこから成田行きの高速バスに乗ることに。


最近は高速バスばかりで、鉄道は久しぶり。


東北最大の都市仙台と、県内ではそれに次ぐ都市(と書くのが恥ずかしいほどに仙台と格差が大きな寂れた街だが)である石巻を結ぶ仙石線は、途中日本三景の松島を経由する海沿いの鉄道である。

私がこの縁もゆかりもない石巻で暮らすようになったのは偶々。

ただ、若い頃からなぜか海に惹かれ、日本中の海沿いの鉄道に乗り、海沿いの道を走った私には、仙石線はお気に入りの路線。
特に野蒜あたりから松島にかけて、湾の形状に沿って蛇行するあたり(特に晴れた日の朝夕の染まった水面は見事!)は右に左にと傾ぐ車体揺れに応じて、大きな窓にせり上がる波打ち際は一幅の絵のよう。

ただ、その光景も先の震災で出来た防波堤(点在する松島が天然の防波堤になり石巻以北ほどの高波は来なかったのだろうが、それでも被害は小さくはなかったろう)のため、その迫力は半減(ほんとうに惜しい)したが、やはりたまに乗車するとその頃の記憶が蘇り胸が高鳴る。


さて成田行き高速バスへ。常磐道はかなり久々。

茨城辺りからは、チラホラ桜も見かけるようになってきた。
 

成田空港で姉と合流し、軽く空港で土産物探索してからホテルへ。
甥っ子も合流し、成田空港で夕食をとることに。
甥っ子が選んだのは地元の鰻屋「川豊」さん。

久々の鰻に美味しいビール!

満足満足。

展望デッキにも出てみた。

 

 

 

ホテルの部屋は16階「プレミアムエアポートビュー(40㎡)」。

かなり贅沢な作りで発着する飛行機も眺められ大満足m(__)m

 

さらに、バスルームのシャワーヘッドがマイクロミストで超柔らかい!

ただあまりに細か過ぎて、壁掛けにすると頭に届くまでに温度が下がり過ぎてぬるくなってしまうのには笑った( ̄▽ ̄;)

朝食もそこそこ充実していて、久々の私にはやや重かった(;゚Д゚)

(いや、若い頃のルーティンで取り過ぎだって!笑笑。)

さて、赴任団と先に出発した甥っ子とターミナル2で合流。

かなり感傷気味の姉とは対称的に甥っ子はかなりドライな様子。

あっという間に出発ゲートに消えていく彼を見送ってから、私たちは軽くターミナル2のお店を物色してから成田エクスプレス(海外はほぼリムジンバスだったので初乗り!)で東京へ。

最近はもっぱら新宿だが、かつて新幹線・鉄道メインで旅していた頃はしょっちゅう利用していた東京駅。
改装を重ねてどんどんお洒落になっている。
 

姉がおススメの「果実園」さんへ。

私はけっこうな甘党なのでパフェでもと思ったら、まさかの「SPRING VALLEY」がメニューにm(__)m

 

 

フルーツミツマメにビール2杯。笑。



朝に成田空港でもビールに枝豆をいただいたから、もう3杯目。


1時過ぎに姉が「もういいよ」というので別れ、新宿へ。
 

いつものタカシマヤでくつろいで時間を調整。

 

このヒト付き合いの苦手な私と、根気よく40数年間連絡を取り続けてくれた奇特な友人と待ち合わせ。

約8ヶ月ぶりなのだが、もともと数年に1回しか会ってないし、さらに震災挟んで会ったのは20数年ぶりだったから、今回はあまり久し振りとも思えない。

お魚が食べたいというので、海鮮問屋「孝進丸」さんへ。

煙草も吸えて、気を使わずに話せる飲み会なんて、それこそ何年ぶりだろう。

至福の数時間だった( ;∀;)

 

 

舞台以外での旅は久々だったが、気儘さもあって楽しい2日間でしたm(__)m