私が高校生の頃、男子は原田知世さん派と薬師丸ひろ子さん派で真っ二つに割れていた。
(ちなみに私の部屋の天井には、その頃から今も、薬師丸ひろ子さんがウォークマンを聞きながら涙を零す大きなポスターが貼ってある。来年取り壊す予定で、どうしようか思案中。笑。)
もちろん薬師丸さんは今も大好きだが、ある時から自分の中で急に原田知世さんの素敵度が爆上がりしだした。
これは、まさにその渦中の作品。
ひとことで言うなら、”しあわせ”をカタチにしたような映画。
確かに映画の景色はイイトコ取りかもしれない。
津軽生まれの私には北の暮らしの苛酷なさも想像に難くない。
しかし、それ故に訪れる”至福”も理解できる。
こんな夢みたいな時空を生きるのは奇跡だろう。
どこで生きるか。
どう生きるか。
だれと生きるか。
どこで死ぬか。
どう死ぬか。
だれと死ぬか。
みんなおなじこと。
すべてしあわせのタネ。