原作は、石川拓治さんの『奇跡のリンゴ 「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録』(幻冬舎刊)。

ずいぶん前に旧友と食事をした弘前のレストランで、この著作や木村秋則さんを取り上げた新聞記事で「奇跡のリンゴ」を知った。

 

 

今や、無農薬、低農薬は当然という風潮だが、かつて薬漬けの時代が確かにあった。

あの閉鎖的な地域で、その志を貫くことは難しいなんてもんじゃなかったろう。

涙なくしては見ていられなかった。

 

阿部サダヲさん、菅野美穂さん、山崎努さんら、キャストも素晴らしい。

 

 

舞台は私のふるさとの近くであり、岩木山も林檎畑も見慣れた景色である。

大学時代、リンゴ農家の受粉バイトは貧乏学生に不可欠だった。(なんたって3食付きで腹いっぱい食べれる!笑。)

 

 

今月末に帰省の予定だが、もう林檎の花は散っただろうか?

 

 

「奇跡のリンゴ」は食べたことがないが、木村さんのおかげで今は地元の直売所で普通に無農薬りんごを食すことができるようになった。

 

私は特に”せんなり”が大好物。

あの甘酸っぱさこそがふるさとの味である。