三木聡監督の独創的才能には毎回驚かされる。

この映画もかなり面白い。

 

 

 

のっけからブッ飛んでいる。

でも、設定とテンポとキャストの熱演でつい見入ってしまう。

 

 

かなり破天荒だし、正直、細部も粗い。

車と並行して走りながらキスするシーンなんか、上半身と下半身が明らかにズレている。笑。

 

 

なのに、なぜだろう。

着地が妙に清々しく、ちょっぴりジーンとする。

 

 

なんだかんだ言って、”芯を喰う”物語にヤラれてしまうのだ。