飛行機は格安航空券のpeachで予約していた。
3時20分、関空行き。
昼に出れば十分間に合う。
朝一で『進撃の巨人』を借りに行ったので、10時過ぎには用意が整った。
娘に聞くともう行けるという。
そこでちょっと早いが空港で昼飯でも食べようと、11時に出発。
12時には空港手前のファミマについた。
民間駐車場に預ける前に少しゲームをして時間を潰していたら、チケット類のファイルを見ていた娘が一言。
「出発、1時20分だよ。」
「え?」
そう13時20分だったのである。
時計を見ると12時40分。
「チェックインは30分前まで」とある。
一瞬の空白。
まずは目の前の民間駐車場の方に聞いてみる。
「peachさんは一分でも遅れると無理。うウチではできない」とのこと。
急いで車を出す。
幸い道は空いている。
駐車場にもすぐに入れた。
この段階であと数分。
走った。走った。走った。
今思えば、娘に荷物を預けて私一人で走れば、より可能性を広げられたのかもしれない。
peachのチェックインカウンターに駆け込んだのは、ホント12時50分を数十秒過ぎたくらいの際どさ。
可愛らしい女性が「大阪行きですか?」とにこやかに声をかける。
「おっ、これはイケルかも」
「30分前でないとダメと聞いてきたんですが・・・」
すると「はい、1分でも遅れるとお取り扱いは出来ません」と笑顔。
「・・・・・・。」
「ただ13時20分発の大阪行きは雨のため現在40分ほど出発が遅れているので、大丈夫です。」
「・・・・・・・・・・・・・。」
安堵とともに汗が噴き出す。
膝も笑ってた。
若い頃から旅はしてきた方だと思う。
日本国内なら電車、車、フェリー、飛行機などで3周ぐらいはしている。
海外へも結構行った。
ツアーも使うが、ほとんど自分でプランニング・手配する。
勘違いや笑えるミスなら山ほどあるけど、基本こんなの初めてである。
数年前に、帰りの長距離バスに乗ろうと新宿の指定の場所に行ったら、「名簿に名前が無い」と言われたことがある。
4日間ほど小旅行だった。
ネットで切符を往復で買うとき、きちんと日付も確認した。
ただ、入力ミスでやり直したとき帰りの日付が自動的に翌日扱いに戻ることに気付かなかったのだ。
「2日前での予約になってます」と言われ、思い当たった。
そんなことがあったから今回はたくさんのチケットの日付を何度も確認した。
予約内容は新しいプリンターで印刷し、ファイルした。
・・・なのに、13時と、午後3時の勘違い!
笑えない。
ヘコむ。
こういう時、娘はポジティブだ。
時間の勘違いに気づいてから「どーする?」とは聞いてくるが一度も嫌な顔はしない。
ちょっとジンとくる。
ま、ボーイフレンドの握手会とかだったらキレてるかもしれないけど。
優しい少女とボケ始めた初老の男の珍道中は、まだまだ続く。
賢いそだった