サウンドオブミュージックツァーでは 対岸から見ていた
ホテルシュロス レオポルドスクロンに タクシーで向かいます。

車が 門の前に止まると・・・

門のドアが開きます。

右手のセミナーハウス棟に フロントがあるようです。

こちらも 3タイプ55室のホテルになっています。
宮殿の方に宿泊する場合も こちらのフロントで チェックインします。

そして セミナー棟の左手にある宮殿の方に
案内していただきます。

レオポルドスクロン城は1736年 当時の大司教レオポルド・
アントン・フライベア・フォン・フィルミアンの命により
バーナード・スチュアートが建造のロココ調の宮殿でした。

こちらが 宮殿側の玄関

玄関ドアは オートロックになっており 宿泊者は この部屋の鍵で
開けられるようになっています。

こちらの宮殿のほうには ダイニングルーム 図書室などは セミナー棟の宿泊者も利用できますが シュロススィートとして12室があります。

私も 最初は セミナー棟しか 予約できなかったんですが
それでも 諦めきれず 毎日 ホテルのHPをみていて
突然出たキャンセルを逃さず 即予約!

エレベーターを3階でおりて 一番奥まで進みます。
古い宮殿ですが エレベーターが ついていますので
重いスーツケースも 大丈夫ですよ。

この宮殿の中で 一番広いお部屋である
マックス ラインハルトスィートに宿泊できることになりました。

リビングです。
1736年に大司教レオポルドが建設して その後は子孫に受け継がれたり
持ち主が 次々とかわり 1918年 マックス ラインハルトが
この宮殿のオーナーとなりました、

そのマックスラインハルトの名前がついたお部屋です。
マックスラインハルトは アメリカやドイツで活躍したユダヤ人系オーストリア人の演出家兼プロデューサー。1920年代のベルリンで 活躍し
当時「演劇界の皇帝」と呼ばれた方だそうです。

マックスラインハルトは ザルツブルク音楽祭の創始者なんですね。
往時は レンブラントやルーベンスなどの名作が飾られていたそうですが
オーナーが代わるたびに売却や買戻しをくりかえされてきました。

流失した絵画や彫刻などの美術品を買戻し 地元の職人の支援を
受け 階段や大ホールの一新に加え 図書室 ベネチアの間などを
建設しました。ヒットラーの時代にユダヤ人ということで
アメリカに亡命し この宮殿も没収されていましたが
大戦後は 子孫に返還されました。

部屋の隅にあるのは 昔のストーブ
部屋の後ろから 暖をいれ 温めていたようです。
ウィーンの宮殿でも おなじようなものがありました。
今も使われているのかな?

レコードプレーヤーとモーツァルトのオペラのLPレコードがありました。
懐かしくて かけてみました。

湖とウンスターベルクの山を 望める窓辺

景色をかけるように スケッチブックと色鉛筆も用意されていました。

サウンドオブミュージックのDVDもあったので このお部屋でも
ずっと エンドレスで 映画をつけていました。

窓辺には ウェルカムフルーツと よく冷えたシャンペンが
用意されていました。 うれしい~


湯沸しポットと コーヒー 紅茶のセットは こちらに

おやつに チョコレートとフルーツを いただきましょう。
ピンク色のシャンパンも


このお部屋には バスタブがありません。
冬は ちょっと寒いかな?

アメニティは 柑橘系のいい香りのものでした。

ベッドルームは 落ち着いた感じです。
リビングも ベッドルームも とっても 天井が高いです。
窓のデスクの上にある丸いのは 羽のない扇風機です。

マックスラインハルトも ここに座って 仕事をしながら
ふと 目を上げて ここからの風景をみて 癒されていたのでしょうね。

2006年から ホテルとして開業されたようです。
クローゼットには ビーチセットが用意されていましたが
この前の湖で 泳ぐんでしょうか?

窓からは サウンドオブミュージックの舞台となった
庭園と湖が見えます。

あいにくの雨で ウンスターベルクの山は 雲がかかっています。

少し 雨が 小降りになったようなので
お庭の方にいってみましょう。

こちらが サウンドオブミュージックに でてきた湖の門ですね。

湖でボートに乗っていて 遊んでいた子供たちとマリアが
この馬の門から ずぶぬれになって あがってきましたよね。

宮殿の周りにも どこまで 続いているのか わからないぐらい
広い庭園?森?が続いています。

池があったり・・・

彫刻が そこらじゅうに 置いてあります。

対岸に見えるのは レストランかな?
昨日は あちらから この宮殿を 眺めていたんでしたね。

こちらが 湖の側から眺めた宮殿
私たちのお部屋は 3階の角の4つの窓のところかな?

この日のディナーです。
近くに 何もないことをしっていたので 旧市街で おかずを
買ってきていました。まったけご飯は ティーカップにいれて・・・
お味噌汁は 昨日買ったティーカップです。
手書きの小花の書かれたグムンデン陶器 さっそく ここで使いました。

宮殿のお部屋ごはん ご馳走様でした。

夜になっても することもなく パパは いつものように
シャワーの後は 早々と就寝。

私もいつもなら パパが寝た後も ごそごそと ネットみたり
テレビみたりして過ごすのですが こんな広いお部屋に 一人残されて
なんだか 怖くなって 早々にベッドルームに行きました。
今日は ここまでと させていただきます。
次回は 宮殿のすばらしいベネチアンルームや大広間 図書室などを
ご案内させていただきます。
お付き合いいただきまして ありがとうございました。