まずは、来シーズンに向けたトップ人事。
新監督として、大分トリニータを退任した片野坂知宏。2度コーチを経験した古巣へと帰還。そして、松波正信はアカデミーダイレクターに…。
コーチ陣も、児玉新を残して一新。安田好隆ヘッドコーチと上村捷太コーチは、大分時代から片野坂のユニットとして行動。GKコーチには吉田宗弘が岡山から、琉球から矢野玲がフィジコで加わった。
リリースの出たタイミングなどは、実に片野坂らしい配慮されたタイミング。
契約満了で、両者合意の上の退団が決定していたわけなので、ルール的にもマナー的にも、ガンバ大阪の新監督就任は先に公表されても特別問題なわけではない。
それでも、片野坂は仁義の人。
おそらく、天皇杯を終えるまでは、あくまで大分の監督として、最後まで集中して出しきり尽くしたかったんやと思われる。
ガンバのシーズンがリーグ戦をもって終了しても、大分のシーズンが完全に終わるまでは、リリースを待ってくれるよう求めたんじゃないかな?
日曜に惜敗をしてグッドルーザー、月曜には退任会見を、火曜1日は余韻で空けて、水曜に満を辞してのスタッフ発表。各方面に気遣いの見えるスケジューリング。この誠実さが魅力よ。
一部SNSなどで、降格する大分から何人かいい選手連れてきて〜、みたいなコメントを目にするけれど、そういう仁義に欠けることもしないと思うよ。仮にあっても一人くらい、それも片野坂のリクエスト主導とかじゃなく、クラブの補強リストに元から名前があったり、選手本人が移籍先を模索している場合に、じゃあどう?みたいな例ぐらいでしょ。逆にそういう人やからこそ、降格をさせてしまったにも関わらず、不満がほとんどなく選手やサポーターから支持をされ、慕われ愛され続けたからこそ天皇杯で快進撃があったんやと思う。
再開初回なので、今後の雑な整理と見通しを。
すでに発表になっている退団選手以外では、かなり交渉が進んでいる井手口と三浦を放出を想定。
3421ベースで、雑に各ポジション二人ずつ配置してみる。
GK 東口(加藤)
CB 高尾(佐藤)
CB 昌子(菅沼)
CB クォン・ギョンウォン?(福岡将太?)
CH セジョン(奥野)
CH 山本(矢島)
SH 小野瀬(柳澤)
SH 黒川(藤春)
FW 山見(倉田)
FW 宇佐美(ウェリ)
FW パト(ペレイラ)
抜けているのは、GK勢、白井、ウォノ、ユースから昇格する中村仁郎、坂本一彩。
質量ともにまずまずなので、放出が特になければ、オファーの報じられている二人以外はそんなに多くならないんじゃないかな。
一点豪華補強はあるのかもしらんけど…。
シーズン終盤の謎人事を一応。
異例の木山隆之コーチ就任の狙いや効果は、歴史家に評価を任せるしかない。木山は静かに岡山の監督へと着任。ようわからへんけどありがとう、きーやん。
今回はこの辺で。
メリークリスマス。