オフ。
 ガンバ大阪界隈では、いきなり大きなニュースが飛び交っている。

 まずはトップ。ファビオの退団、キム・ヨングォン加入が噂される中、ロアッソ熊本の田中達也にもオファーとみられている。J2を21位で終え、降格するクラブの中で気を吐き、サイドアタッカーとして頭角をあらわした中堅世代。ますます米倉の去就は気になるけれど…。

 そして何より、J3を戦うU23を巡る一連のニュース。實好礼忠の後任には、森下仁志の名前。OBではあるものの、磐田、群馬、ともに就任後に降格したことや、かなりハードな3部練習をさせたことなど、あまり評判はよろしくない。まぁ、育成強化とは別としても、優秀な若手が来たいと思える環境になるかどうか。
 そして、原則U21に年齢を抑える方針とのことで、J3を主戦場とした森勇人、オーバーエージの西野貴治、そして妹尾直哉は、移籍リストに載った。妹尾が載ったのは、正直意外やった。J3でも出れば結果を出していたし、ルヴァンカップの広島戦で決めたミドルはスーパーやった。惜しい。
 さらに、ジュニアユース時代に国内三冠を達成し、史上最高年代と言われた高木彰人、初瀬亮、市丸瑞希も移籍する方向との報道。ローンの可能性もあるのかもしれないけれど、この世代が同時にクラブを離れるということならなかなか耐えがたいこと。確かに、スーパーエースであった高木は、潤滑油の役割は果たせているもののゴール数は足りないかもしれないし、左右両足でクロスを入れられる初瀬も守備の課題は多いし、未来の司令塔と思われた市丸のセキュリティのなさは問題である。ただそれを改善、向上させるためのJ3参戦と思っていただけに、そこで克服できなかったとすれば、当人たちだけではなく強化育成の根本の見直しも必須となる。まぁ、その結論が森下なのかもしれないけど…。

 関西学院大学からの来季加入決定の高尾瑠に続き、黒川圭介が関西大学から来来季加入内定。

 例年のこの時期は、家長昭博戻ってくる?とか言ってればいいくらいのもんやったけど、今年は出だしからヘビーで胸やけしそう。