
「違憲無効」判決を思い出す。
タイ首相、高官人事を巡る違憲判決で失職
2014.05.07 CNN日本版
http://www.cnn.co.jp/world/35047541.html
(CNN) タイのインラック首相が3年前の政府高官人事を巡り憲法違反に問われていた裁判で、憲法裁判所は7日、違憲行為があったとの判断を下し、首相は失職した。
判事はインラック首相が地位を乱用したとの判断を示したうえで、「首相の任務は終了した」と宣言した。憲法裁は、問題の人事を決めた会合に出席した閣僚らも同様に失職するとの判断を示した。
裁判で問題となったのは、首相が2011年9月に当時のタウィン国家安全保障会議(NSC)事務局長を更迭し、国家警察長官を後任にあてた人事。空席となった警察長官のポストに首相の親族が就いたことから、反政権派の上院議員らが「身内の利益を目的とした違憲行為だ」と訴えていた。
今年3月には最高行政裁判所が「タウィン氏の更迭は違法だった」との判断を下し、同氏をNSC事務局長に復帰させていた。
インラック首相は7日、法廷で「違法なことは何もしていない。国益のために任務を果たしてきた」と主張した。
同首相は06年の軍事クーデターで政権の座を追われたタクシン元首相の妹。タイでは地方の貧困層を中心とするタクシン、インラック両氏の支持層と、都市部のエリート、中間層が対立を繰り返してきた。
インラック政権が昨年11月、亡命中のタクシン元首相の帰国に道を開く恩赦法案を成立させようとしたことを発端に、反政府デモが激化。今年2月に実施された総選挙は反政府派の妨害で投票中止が相次ぎ、憲法裁判所が無効を宣言した。
インラック首相はコメ担保融資制度を巡って国家汚職追放委員会(NACC)からも告発されている。
首相クビらしい(笑)
憲法裁判所判事が、首相の違憲行為を認定し「首相の任務は終了した」と宣言している。
ここまで踏み込んで判決を出している憲法裁判所・・・首相側が露骨にやり過ぎたのか。
それにしても、「違法なことは何もしていない。国益のため」の「国」はあいまいで使える言語ですね。
どこ国でも、抱えている問題は一緒のようですね。
総選挙にも何かあったのかな。
日本にも、憲法裁判所の必要性をヒシヒシと感じる、今日この頃であった。
憲法つながり↓
(15:00くらいからの原発ムラ話は興味深い)
「憲法違反の憲法」はどの憲法に違反をしているのか
ニュース・コメンタリー (2014年03月01日)
https://www.youtube.com/watch?v=PQXG86YZBDQ
ことの発端↓
権力闘争ですな。
発端はタクシン氏恩赦法 タイ首都封鎖、地方と都市の対立構造
2014.1.13 MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140113/asi14011319540003-n1.htm
インラック首相の実兄で国外に逃亡しているタクシン元首相が2006年に軍事クーデターで失脚して以降、タイでは、地方の貧困層を支持基盤とするタクシン派と、都市部のエリートや中間層が支持する反タクシン派による政治対立が続いている。
今回の反政府デモは、インラック首相がタクシン氏復権につながる恩赦法の成立を強行しようとしたことが発端。野党民主党のステープ元副首相が急先鋒となり抗議デモを呼びかけた。
呼応した民主市民連合(PAD)は06年、王室擁護を掲げて結成された。首相在任中(01~06年)に自らの一族への利益誘導と強権政治を推し進めたタクシン氏と、既得権益が侵されるとの危機感を募らせた王党派が激しく対立した経緯がある。PADはプミポン国王の誕生日にちなんだシンボルカラー(黄色)で身を包むため、「黄シャツ」と呼ばれる。
一方、タクシン氏は首相時代、低額医療や農村対策などに取り組み、貧困層や北部などの地方で人気が根強い。政権崩壊以降、タクシン氏の支持者はエリート層などに反発。反独裁民主統一戦線(UDD)を結成し、国民の団結を表す赤シャツを着て対抗してきた。
クーデターを明確に否定せずインラック政権を牽制するプラユット陸軍司令官は10年、当時の反タクシン派政権へのデモを組織したタクシン派を武力鎮圧した指揮官。ステープ氏はその時の治安担当副首相だった。(バンコク 吉村英輝)