奈美が初めて戦術機に乗る話(奈美編)
帝都京都防衛戦後、ゴーストが正式に戦隊の衛士として復帰する頃に戻る。
甲本大尉が戦隊に合流し戦力も増えてきた頃であった。
第六警戒小隊編成の為、
警戒型不知火も納入され整備班が初期設定を行っていた。
亜美が戦隊長室で書類をにら睨めっこしていた時にふと
亜美戦隊長「?あーーーー、忘れてた。奈美もしかして、、」

珍しく慌てる亜美を見て紫音が話しかける。
橘副官「?どうされました。亜美。奈美ちゃんがどうしました。」

亜美戦隊長「、、、今更なんだけど、奈美って中国地方戦線防衛戦から京都防衛戦時まで
確か急遽衛生兵とか後方勤務で確か臨時で急遽従事してたはず。
と言う事は、、戦術機に搭乗する訓練受けられなかったのでは。。。」
橘副官「あ、、、さすがに基礎、初期訓練は終わっていたと思ってましたが、
今人事データベースの記録を見ましたが、、そのあたりの訓練を行うあたりから招集がかかって、
これはできていませんね。」
亜美戦隊長 「参ったわね、そこを考慮して無かったわ。、、、とりあえず真木さんと
西に相談するから呼んで。」
橘副官「承知しました。」
と二人を戦隊長室に呼ぶ。
真木と西が呼ばれて戦隊長室に来る。
西大尉「どうした亜美。来たぞ。珍しいな慌てた感じがしてたけど?」

今更ながらの事に、申し訳なさそうに言う。
亜美戦隊長「第六警戒小隊の人員の件です。警戒型不知火も納入されましたし
ゴースト准尉も負傷から復帰できる状態だったのですが、、
今更なことが発覚しました。」
武子が怪訝な顔をして言う。
西大尉「?特に問題なさそうだけど、ゴースト准尉復帰するなら
奈美ちゃんと組ませてすぐに小隊結成できるじゃん。どうしたの?」
真木班長「今更な事?奈美准尉が戦術機に乗った事がないとかか?
そんな馬鹿な事はないか...この戦時下で、適正あるやつは軒並み乗ってる筈だしな。」
亜美戦隊長「、、、真木さんの言う通りです。
実は訓練任務はスケジュールに組まれていたのですが、BETAの侵攻が早く、
看護兵として臨時に後方での任務についていたのでその時間がなかったようです。
今更まさかと思い、人事データベースを見たらそんなことになってまして。
言っても始まらないので、訓練させるしかないと思いまして。」
武子がそれに飛びつく
西大尉「はい、はい。私が訓練教官やるよ。ちゃんと優しく教えるから。 」
とニヤソな顔つきになり何かくだらないことを考えているように見える。

亜美戦隊長「あのな、西。。考えてること解るわよ。。」
あきれたように答える。
真木班長「おいおい...そんな状態じゃあ戦術機整備を預かる者としても、
元衛士としても容認出来ないね。訓練させるとして、どうするんだい?」
西大尉「もちろん手取り足取り教えるよ。(じゅるり)
、、、ただなあ、奈美ちゃん体力無いからほんと苦労すると思うよ。
しかも基礎訓練すらやれてないんじゃないかな。京都帝都防衛戦まで激戦続きだったから。」
とちゃんと奈美の事を思い、少し真面目に後半は答える。
亜美戦隊長「、、、座学も必要ですね。まあそのあたりは飲み込みが早いから大丈夫だとして、
実地訓練が短期で行けるのか。」
と思案している。
真木班長「座学もか...そんで其処のロリコン変態が講師を志願しているけど、そのままやらせるのかい?」
西の反応に嫌そうな顔をしながら話す。
亜美は少し思案顔になり。
亜美戦隊長「まだ戦隊はそこまで出来上がってないので訓練が主な任務状態ですね。
皆手すきではありますから何とかお願いして協力してもらうようにするとして、、、
座学は西と甲本大尉にお願いして、実機訓練は真木さんお願いできますか。
多少手荒でも構いません。搭乗できなければ、、、南條中将に預けるしかなくなります。
まあ、、その方がいいのかもしれませんが。」
と少し暗い顔をする。
武子が亜美を気にかけて言う。
西大尉「大丈夫だよ。手元に置いておきたいのは解る。そしてそれは家族だからだけではなく
奈美ちゃんの能力も必要だと言うことも。あの電子戦術オペレーターのスキルはすごいよ。
間違いない、戦隊での必須な人員だと思う。ちゃんと協力するよ。」
と真面目に答える。
真木班長「了解した。斯衛仕込みのスパルタで行かせてもらうよ。」
亜美戦隊長「そうですね。構いません。しごいてやってください。
それでねをあげるのであればどだい無理ですから。」
こうして午後から急遽奈美の即席での戦術機に乗る訓練を始めた。
まずは座学から。
基礎や戦術機の機能等は抜群に覚えが良く、講師の凜も驚くほどであった。
甲本大尉「、、、よく知ってるわね。私がこのころは覚えることが精一杯だったのに。
(この子、こんなに覚えが早いうえに、知識が豊富。戦術機議論にも参加できて、
しかも作戦発案もできる。むしろ座学は必要ないのでは。)」

奈美准尉「恐縮です。基礎や応用理論は電子戦術オペレーターの教育で覚えてきました。」
と嬉しそうに謙虚に優しく微笑む。

だが、、肝心の衛士強化服の事や知らない事もあった。
甲本大尉「衛士強化服はドレーンユニットを股間にがっちりはめ込む。
これで長期間の作戦にも対応できる。だがこれの影響で。。
毛を剃らないと。。大変なことになるよ。」
驚く奈美。
奈美准尉「え?剃るのですか?」
甲本大尉「そうだ、剃るのだ。しかも全身。でないとユニットを外す時に地獄を見るよ。」
と答える。
奈美准尉「ええ、?えええええ?」
と恥ずかしそうに困った顔になり言う。
その姿をこっそり見ている亜美と真木。
亜美戦隊長「うーん、大丈夫かなあ。心配。。」
と。
珍しく真木に心配そうな顔を向ける。
(何とかしてあげてくださいみたいな顔に)
真木が飛び出して答える。
真木班長「奈美准尉、戦場で恥ずかしがってる暇ないよ!それにアンタが最初に着る強化装備も、訓練用のを勿論使う。
つべこべ言わずにさっさと剃りな!」
そう言って、真木は持っていた訓練用の衛士強化装備を見せる。
奈美は訓練用の衛士強化服を見て、、真っ赤になり涙目になる。
奈美准尉「そ、え?ええ(汗)、衛士の方々はこれを着て訓練していたのですか。。
こんな、見えちゃいますよ。。は、恥ずかしいです。」
とオロオロする。だが決心する。
奈美准尉「、、、解りました。明日からの実地訓練にまでに剃って、
訓練用の衛士強化服を着ます。」
と覚悟を決める。
真木班長「その意気は良し。他の奴とは違って、アタシは厳しく行くよ。覚悟しておきな!。」
立ってお辞儀の敬礼で答える。
奈美准尉「は、はい。真木さん宜しくお願い致します。 」
甲本大尉「はい、じゃあ今日は終わりね。明日に備えて色々準備して早く寝てね。」
と伝える。
奈美准尉「解りました。明日に備えて整えておきます。」
恥ずかしそうに、頭が湯沸かし器になっている感じでぷしゅーとなっていて
その場にいる西達に頭を下げてから自室に戻る。ふらふらしている感じで危なさそうな歩き方であった。
亜美が入ってくる。
亜美戦隊長「、、、真木さん、甲本大尉有難うございました。奈美准尉どうですか
やれそうですかね。頭の中混乱してる。でもこれを乗り越えてもらわないと。。」
武子はにやにやしながら答える。
西大尉「奈美ちゃんの訓練用衛士強化服楽しみだなあw」
凜はあきれながら答える。
甲本大尉「誰もが衛士を目指すものが通る道だわ。特に女性は。
でも、、座学はそれ以外は完璧よ。むしろ私が教えてもらった事もある。
あの電子戦術オペレーターの能力はすごいわね。
あの子が戦術機に乗れたのなら、こんなに頼もしい事は無いわ。
あのスキルすごい。確かまだこのスキルを持っている通信科の人材ほとんどいないのでは。
貴重な人材だと思う。」
真木班長「確かに飲み込みは早いし、スキルも高い。戦隊が発足してなくて、
足を失って無かったらアタシが斯衛に引き抜きたい位の人材だよ。
だが...あの手の秀才は実機に弱い事が多いとアタシの感が告げている。時間食わなきゃいいがね...。」
亜美がそれは正しいと同意する。
亜美戦隊長「、、、真木さんがそこまで言うとはやはり私の直感は正しかった。
あの子の能力は戦隊に必要です。ですから、どうしても搭乗できるようにしないと。」
と奈美の去った後を見る。
そして、真木には微笑みを向ける。
亜美戦隊長 「そんな未来があるのなら、私も奈美と一緒に志願して真木さんの部隊に是が非でも入隊してますよ。
絶対に真木さんを見つけて、一緒に戦ってます。」
とも答える。
真木班長「よせやい、照れるじゃないか...。」
そう言われて嬉しそうに返した。
凜が言う。
甲本大尉「まったく、妬けるわねえ。まあとにかく泥水をすすらせても早急に
乗れるようにしないと。衛士のように戦術機を手足のように動かすわけではなく
搭乗してオペレートが出来ればいいのだから。あとは相方しだいですね。」
と答える。
武子も答える。
西大尉「そう、搭乗して、まあ高機動に耐えられなくてもいい。
まずは乗れることだよね。そこまでやはり私が手取り足取り。」
あきれる亜美。
亜美戦隊長「だから、西は座学担当でしょう。あとは真木さんに任せます。」
と答える。
真木班長「おう、体力が無くても慣らす為に乗せるからな。
あと、剃り忘れてなきゃ良いが...アタシは処理を忘れて地獄を見たよ。」
亜美戦隊長「ええ、体力が続けばいいですが。。
剃り忘れは、、私も最初やってしまいました。
誰もが通る道ですね。明日着替える前にチェックして、
いえこれは本人の、奈美のするべきことです。私が出来ることをしてあげるようにします。」
と答える。
そして翌日に。
第六警戒小隊結成式を兼ねて整備ハンガーで亜美も来ていた。
亜美もなぜか訓練用衛士強化服を着て軍刀を前にして、ゴーストが目線をそらして奈美を待っていた。
真木と凜大尉と西少佐もいる。

ゴースト准尉「(、、、なんで戦隊長まで訓練用強化服着てるんだよ。。
奈美准尉のためか。。久しぶりの感覚が)。」
と心の中でアワアワしている。
とそこに奈美が整備ハンガーの入り口で入ろうか入るまいかオロオロしていた。
何か泣きそうな恥ずかしそうな顔をしてる。
亜美戦隊長「、遅い、何をしていた。今すぐそこに並びなさい。早雲准尉。」
真木班長「ゴースト!テメェ今更羞恥心を持つな!いつも着ている奴と変わらないんだぞ!
戦隊長、奈美准尉を引っ張って来ても?」
整備班員達に何時も檄を飛ばす姿が常時になった体勢の、正に鬼軍曹な真木は亜美にそう言う。
奈美が痛そうな、恥ずかしそうな顔をして答える。
奈美准尉「あの、そのだって、亜美姉え、いえ戦隊長申し訳ありません。
真木大尉さん申し訳ありません、今行きます。」
と言いながらもじもじしながらゴーストの隣に並ぶ。
周りの視線と整備兵たちの心の声が聞こえて頭の中がパニックになっていた。
ゴースト准尉「(いけない、初心に戻ってしまった。あの訓練兵時代に)
失礼しました。真木大尉殿。」
と普段の平常心に戻り休めの姿勢で戦隊長を正面に見えいる。
真木班長「テメェら!何ジロジロ見てやがる!見せもんじゃねぇぞ!
少しでもじっくり見てみやがれ!宙吊りにしてやるからな!」
そんな怒号を整備班員を始めとした周りに浴びせて、整備班員達は作業に集中する。
真木班長「良いか!座学で習ったが、衛士強化装備は戦術機を動かすのには絶対必要な装備だ!
奈美准尉!何故そんな色の装備が訓練用か分かるか?」
今にも泣きそうな奈美。いつもの優しい真木さんでは無く鬼軍曹であった。
そして、剃り残しがあって痛くて、周りの視線と思いが聞こえて半分パニックになっていた。
奈美准尉「、、、申し訳ありません。解りません。」
と少し考えたが解らず答える。
真木班長「羞恥心をなくす為だ馬鹿者!そんな本来なら破廉恥な色の装備を着る事により、
羞恥心をなくす事が必要だからだ!作戦において、トイレに行く時間は勿論ない、
管制ユニットの中で装備の中で漏らすのが普通だ。
それを始めた羞恥に慣れる為でもある。モジモジするな!
それと、貴様案の定剃り残しをしたな!痛みを伴うから、今後はツルツルにしておけ!剃り残しは禁止だ!」
奈美准尉「解りました。申し訳ありません。次からは念入りに処置します。」
もう、半泣きになりながら答える奈美。
亜美がそれを引き継いで第六警戒小隊結成式と訓練内容を伝える。
いつも簡素な命令伝達を心がけているが、、なぜか長い。
ゴースト准尉「(、、、これは訓練兵向けだな。羞恥心を捨てさせるために。
しかし、衛士でない早雲准尉には酷すぎるが、なれなければ死を意味する。
でも、、、ちょっとそそるなあ、久々になんかもぞもぞする)」
と広い視線で戦隊長を見つつ、奈美に見惚れていた。
凜大尉と武子がこそこそ隣でしゃべっている。
西少佐「(うへへ、やっぱり奈美ちゃん可愛いいし、良いスタイルと姿してるなあ
?おや~あ。整備兵の一部が真木殿に隠れて何かしてるな。オイタはちょっと裏でお叱りしておかないと。)」
ニヤソな顔つきをしている。

凜大尉「また、顔つきがポンコツ芋男爵になっているわよ。まったく。
(しかし、戦隊長わざとやってるわね。訓練兵時代を思い出す。
いつもなら簡素で短い解りやすい命令を出す方なのに。)」
と言っていた。

亜美戦隊長「であるので、まずはゴースト准尉はリハビリを兼ねて甲本大尉と演習。
好きに戦いなさい。その間奈美准尉は真木さんにお預けします。
しごいてあげてください。以上。第六警戒小隊結成式は終了。
それぞれ訓練で練度をあげなさい。」
と終わり、亜美が真木にこっそり宜しくお願い致しますと言って着替えてから戦隊長室へ戻る。
真木班長「よし!戦隊長の指示通りに動くぞ!
ゴースト准尉と甲本大尉は模擬戦!
奈美准尉はアタシと実機訓練だ!時間が惜しい、直ちに掛かれ!」
ゴースト准尉「了解、直ちに撃震に搭乗し、甲本大尉殿と演習に取り掛かります。
、、、早雲准尉。宜しくお願い致します。無理しないでね。一緒に搭乗して任務が遂行できることを
楽しみにしてます。」
と言い敬礼して撃震に乗り込んで行く。
奈美准尉「承知致しました。はい、私、、、頑張ります。このために戦隊に来たのです。(お辞儀をして)
(真木に対して)グラウンドに移動します。」
とすでに痛さと整備兵たちの心の思いがかなり心に聞こえてふらふらになっていたが
移動した。
真木班長「先ずは更に羞恥に慣れてもらう、軽く10周グラウンドを走って来い!駆け足!」
奈美准尉「は、はい。走ってきます。」
が、1周する前にすぐに息が切れ、半周でばったり倒れていた。
それを演習場所から別のモニタで見ていたゴーストは。。
ゴースト准尉「(これ、、マジで大丈夫か。。そもそも衛士でもないのに無理があるが、、
あの京都帝都防衛戦時の支援を見ると絶対に一緒に組みたい。)」
甲本大尉「、、、奈美准尉の心配してるのはいいけど、私相手に余裕ね。
まったく隙だらけだよ。集中しなさい。」
と一気に詰められて長刀でぶん殴られる。
すんでで盾でそれを受け止める。

ゴースト准尉「(手を抜いたらすぐやられる。集中しないと。)」
と凜に向き演習を行う。
西が暇そうに奈美を見ている。
西少佐「(真木殿いいなあ。しかしこの様子だと、戦術機乗ったら通常移動で気絶しそう。
まあ慣らすしかないか。。)」
とニヤソな顔つきではなくちゃんと心配しながら見ていた。
真木班長「貴様!よくそんな調子で戦術機に乗る等とふざけた事を言う者だな!
マトモに一周さえ出来ないのに、戦術機に乗れると思うな!立て!」

息も絶え絶えで、混乱しながら立ち上がるが、、
奈美准尉「、、、も、申し訳ありません。すぐに。あ」
と少し走りかけてそのまま倒れ、気を失う。
真木班長「...はぁ。こんなんで本当に乗れるのか?この調子なら、実機訓練なんて夢のまた夢だよ...とりあえず医務室だな。」
溜め息を吐きながら医務室に奈美を運ぶ。
医務室にて
司が奈美の状態を確認してる。
司軍医長「、、、この子何かおかしい。そもそももともと体力とかないみたいだけど。。
明らかに体力が無さすぎ、でもカルテ上は問題ない(南條中将が書き換えている)
それに何か体の作りが、、沙奈江何か知ってる?
カルテがおかしいのは戦隊長も同じだけど。。」
と話す。

真木班長「アタシも分からないよ。でもこの調子じゃあ戦術機には乗せられないね。
これから戦隊長室に行って話してくるよ。」
そこに心配したゴーストが失礼しますと入ってくる。
ゴースト准尉「、、、やっぱりこうなりましたか。
ただ、京都帝都防衛戦時の早雲准尉のオペレートは的確でした。
この方が居れば状況が一変する時も把握して、部隊の損耗率を抑えてくれる気がします。
自分もフォローします。と言うか明日から私も一緒に訓練します。
同じ機体に搭乗するバックアップ要員ですから。
でも戦隊長に相談するしかありませんね。」
と言う。
真木班長「確かに、彼女のバックアップは良いのは認めるよ。
でもね、マトモに通常機動も出来ないとBETAに殺されに行くようなもんだ。
相談は勿論するが、なら後方でオペレーター職に就くのが良いとアタシは思うね。」
ゴーストは確かに真木の判断は正しいと思ったが。
ゴースト准尉「、、、この早雲准尉のスキルは多分前線で戦術機部隊とHQとの間の補佐を兼ねていると思われます。
多分、後方でのCP担当が妥当だと思いますが、それではスキルが発揮されないのでは。
ですが、本人、」
と、そこに目を覚ました奈美がゴーストの腕の袖をちょんと引っ張り答える。
奈美准尉「、、、申し訳ありません。でも私、頑張ります。だから乗せてください。
ゴホ、ゴホ。」
とせき込むが真木とゴーストに懇願する。

司軍医長「、、はいはい。とりあえず今日はこのまま休みなさい。
医者として許可は出せないよ。」
と言う。
真木班長「アタシに、沢山の戦友達を死地に送ったアタシに...。
マトモに戦術機に乗れない彼女を死地に送れ、と?」
そう、下を向きながら言う。
その悲しそうな真木を見て、奈美は知られても良いと思い手を握りしめる。
そして未来を見せる。
奈美がゴーストとともに警戒機に乗り、戦隊の戦術機に支援をしている姿であった。
奈美准尉「、、、絶対に真木さんを護って見せますだから、あ(汗。」
とそこでまた気を失って寝息を立てて寝ていた。
真木班長「なんだ...今の映像は...とにかく、戦隊長室に行こうか。」
真木とゴーストは戦隊長室へ行く。
亜美は解っていたように二人を入れて、長机に座らせて話を聞く。
真木班長「単刀直入に言おう。あの無さすぎる体力じゃあ、そもそも戦術機の適正があるのか疑問になるほどだ。
後方でのオペレーター職に就くのが良いと勧めるよ。」
先程、脳内に出たあの映像...幻覚だったのかと悩む真木。
ゴーストは迷っていた。真木と同じ意見だというべきなのか。
それともあの京都帝都防衛戦の支援が的確であれほど戦域を見て状況を推移しているのを把握できて指示が出せる方ならば
一緒に任務に就くべきなのかと。
亜美戦隊長「、、、それは解ってはいました。確かに後方でのオペレータ職に就くのが良いのは。
ですが、あの力は戦隊に必須です。それに真木さんにはまだ言えてないことが私達姉妹にはあります。
真木さん。奈美が見せたそれは本当の事です。これ以上は言えません。
そして、申し訳ありません。まずは訓練用シュミレーションで高速機動戦等を省いた通常移動で
まずは様子を見ていただけませんか、その間に基礎体力訓練も少しずつで良いので。
ゴースト准尉と二人での戦闘を見れば解ります。
その上で判断してください。お願いします。」
と亜美が最敬礼で頭を下げて真木に頼む。
どうやら妹だからだけではない様だ。
真木班長「...なるほど。アンタの気持ちも、あの映像も信じるよ。でも...」
真木は言い淀む。
亜美は解っていたが言う。
亜美戦隊長「もう一度だけ訓練用シュミレーションでの戦闘をさせてください。
真木さんがそれで落第と言うなら諦めます。」
と食い下がる。
さらに
亜美戦隊長「、、、私はこの戦隊の衛士達を死なせるために創ったわけではありません。
そのための1つのパーツに奈美が必要なのです。ですからお願いします。」
とさらに真木の横に来て頭を下げる。
と、そこでふとゴーストは思った事を言う。
ゴースト准尉「真木さん、貴方なら西大尉殿や、甲本大尉殿、橘副官や私が束になってもかなわないですよね。
では、奈美准尉がそこに支援でいれば。その演習やってみませんか。
それでどうするか決めませんか」
と答える。
真木班長「分かったよ、それで行こう。」
真木も渋々了承した。
亜美戦隊長「お願いします。それでだめなら奈美はこの戦隊から出します。」
と決意して答える。
そして翌日、演習に取り組む。
驚く西と甲本大尉。
甲本大尉「え、、マジで言ってます。ほとんど何もかもすっ飛ばして、訓練用シュミレーション機に搭乗させて
支援させるのですか?」
驚きつつも何か西家の情報網で知っているので答える武子
西大尉「まあ、いいんじゃない。それで解るでしょう。あ、私奈美ちゃんがやってくれるに
豪華な西家の本物ディナーかけるよ。」
と真木と戦えるのが嬉しいのか不敵に笑って答える。
亜美が演習内容を伝える。
亜美戦隊長「西と甲本大尉、橘副官と警戒型不知火の二人で真木大尉と演習を行います。
この結果次第です。奈美准尉をどうするかは」
と言う。
真木班長「悪いが手を抜くつもりはない。それだけは断言しておくよ。」
亜美戦隊長「もちろんです、斯衛のお力を存分にお見せてください。
シュミレーションならそれができるはずです。」
と答える。
奈美准尉「、、、私にできる事が有るはずです。
真木さんを絶対に納得させます。」
と言う。
菊間整備兵「シュミレーションプログラムの設定を変えておきました。
機体は瑞鶴です。これなら、姉御の現役時代の如く動ける筈です。
ですが、シュミレーションとはいえ片足がないんです。無理はしないで下さい。」
真木班長「アタシにとって瑞鶴が一番乗りなれた機体だ。それ以外が撃震しかなかったってのもあるが、
スペックが高いからって今直ぐ模擬戦をやるのに、シュミレーター内とはいえ乗りなれない機体に乗るのはそれこそ相手を馬鹿にするに等しい。
これで、アタシの実力が十二分に出せるって訳だ、ありがとよ。」
亜美戦隊長「では、各位訓練用シュミレーション機に乗り込み戦闘開始。」
と指示を出す。
全員が乗り込み。
西大尉「さて、どうやる?いいよ奈美ちゃん、好きに動かして。任せるよ。」
と言う。
凜大尉「そうね、この戦いは貴方の試験だから言う通りに動くわよ。」
橘副官「真木大尉殿は斯衛しかも大陸帰りの凄腕です。
それが今再現できるのであれば勝ち目は普通無いはずです。
ですが奈美准尉あなたの支援があればもしやかもしれません。
頑張りましょう。」
とにこやかに優しく言う。
ゴースト准尉「、、、今回はなるべく動かない状態で行きますね。
早雲准尉のやりたいようにしてください。」
奈美准尉「皆さん有難うございます。真木さんは抑えられないと思いますが、
何とかできるかと思います。
まず西大尉さんが真木さんと近接戦闘で攻撃、凜大尉さんと橘中尉さんが中距離支援で
機動戦でかき回して、とどめはゴースト准尉さんお願い致します。
それとゴーストさん、私の事は名前で、その方が間違えにくいと思うので。 」
とすでにげっそりしているが優しく微笑む奈美。
ゴースト准尉「了解した。では奈美准尉宜しく。それでいきましょう。」
と各位が了解と言い奈美の指示に従い展開して、真木を取り囲み包囲していく。
真木班長「数はこちらが不利、でも一番怖いのは意識外からの狙撃...時間を掛ければこちらが負ける。短期決戦だね。」
真木に接敵し、2本の長刀で攻撃する武子。
西大尉「真木殿お覚悟を、そりゃーー。」
と攻撃をする。
そして、凜と橘が連携して射撃を繰り返す。
奈美准尉「ゴーストさん3人の支援を、3点バーストで動きを封じてください。」
と指示を出す。
ゴースト准尉「了解、支援攻撃開始。」
真木班長「...1人が吶喊し、動きを止め残りが機動力を奪う。理想的な動きだ...だが!」
西機の長刀を弾き、橘機へ向け蹴りを入れ遮蔽物とし、その隙をついて凛機の左腕を切り落とした。
真木班長「目の前にいるアタシの目を誤魔化せないよ。しっかりと、焼き付けな。斯衛衛士の実力って奴を...!」
ゴースト准尉「く、当たらない。さすが真木さん。斯衛は伊達ではない。」
奈美さん「まだです。今ので、真木さんの速攻の動きが解りました。
必ず当ててみます。もう少し、もう少し真木さんを拘束してててください。
西大尉さんそのまま橘中尉さんを引きはがして真木さんに張り付いてください。
甲本大尉さんそのままこちらに引き寄せつつ距離を取って射撃してください。
橘中尉さんは真木さんから離れて甲本さんの後ろから第二線を張ってください。」
とそれぞれ指示を出す。
真木班長「片腕のない甲本機は後だ、先ずは橘。貴様だ!」
ガンマウントを展開し、橘機へ向け吶喊する。
そうはさせないと、武子が真木に張り付きつつ
ゴーストが支援して、紫音を逃がす。
その間に凜も距離を取りつつ射撃を行う。
奈美は強化服が痛く、そして少しずつ警戒機を動かしながら対応していたため
体調はボロボロで有った。そして
奈美准尉「う、ゲホ。(オロロとちょっと見せられない感じになっている)」
ゴーストが支持の有ったポイントの岩の陰に機体を奈美が楽にできる状態に倒す。
ゴースト准尉「(これ以上は)奈美准尉、もうギブアップした方が。。」
首を振り答える。
奈美准尉「いえ、できません。真木さんを納得させないと。」
すうっと息を吸い精神を統一する、白い光が見える。
奈美が能力を開放する。
ゴースト准尉「?!!この光、九州防衛戦の。そこまでやるのは
(俺にできるのは補佐してあげることだけど少しでも楽にしてあげないと)
早く決着付ける。。」
真木は何か常に隙を見せれば、狙撃が来る気配を感じた。
それでもその何かは真木の足を気にかけているような優しい気配が。
それは九州防衛戦のあの時を思い出す。
それぞれの機体に白いそれは出てくる。
紫音は無理しないように言いつつ、武子は喜びながら笑いながら真木に突っ込む。
凜はまた幽霊がーとか言いながら半泣きになりながら紫音と連携しながら真木をある地点に追い込もうとしていた。
真木班長「誘われている...抜け出したいが、周りの奴らの妨害で満足に動けない...
これが奈美准尉の力ってか...だが、まだ底じゃあねぇだろ!」
変わらず格闘戦を仕掛ける西機の腕を掴み、誘導地点であろう場所とは逆の場所に自機諸共突っ込む。
真木班長「さぁ、格闘戦をする機体がもう一機必要になるんじゃないかい?誘導したければ前に出て来やがれ!」
多少の被弾、最悪片腕が使用不能になるのを考慮した策だ。
その誘いに乗る奈美。
奈美准尉「フォメーションを変えます。2トップ。
橘中尉さん前に近接戦闘で西大尉さんをバックアップ。甲本大尉さんは真木さんの後背を取るように
中距離で追い込んでください。ゴーストさん、指定ポイントに真木さんが押しこまれたら
3点バーストで射撃、その後単発狙撃で撃ちぬいてください。動きは解りました。ここです。」
と息も絶え絶えだがそれぞれに指示を出す。
真木班長「来たか!さぁ、アタシを誘導してみな!」
そう言いながら、西機の長刀を破壊し、橘機を残りの突撃砲で牽制しながら
西機を自身の繰り出す斬撃で押し込んでいく。
真木班長「どうした西!アンタそれでも大尉か!片足無い衛士崩れに押されて情けなくないのか!
それとも手加減しているのかい!」
真木の挑発に武子は答える。
西大尉「もちろん、こんなものではないでありますよ。西家の刀術をお見せしよう。」
と2振りの長刀を捨て、今度は短刀2振りを取り出し普段は見せない機動戦での攻撃に切り替える。
なかなか珍しい戦い方であった。いつもの長刀での大胆な大振りではなく、
的確に戦術機の弱点を狙いつつ攻撃をしてくる。
押し込みつつ奈美の指示するポイントへ誘導する。
真木班長「はん、短刀二刀流による機動戦がアンタの得意分野か!」
そう誘導されながらも、西機を牽制しながら今度は橘機へ牽制をかける。
真木班長「橘!西だけに攻撃が行くと思うなよ!」
そう西機の攻撃をギリギリ避けながら、橘機へ突撃砲を撃ち、
運良く橘機の突撃砲一つを破壊し、真木機の突撃砲は弾切れした。
それを解っていたように突撃砲を捨て、長刀を出し、
西と一緒に格闘戦を行う。
橘副官「もちろんですよ、そのためのフォメーション変更です。
それに今真木さんの突撃砲は弾切れです、甲本大尉の牽制が出来なくなりました。
ここまでは奈美准尉の詠み通りです。」
と言う。
真木班長「そうだろうな。さて、射撃の腕はいかほどか、無駄弾を吐いていないだろうな甲本!」
恐らく牽制であろう射撃を回避しながら、機体性能では劣っている筈の瑞鶴で、ニ機を相手に引かずの格闘戦をしていく。
凜はそれにこたえる。
甲本大尉「もちろんよ、私だって伊達に中国地方戦線や京都防衛戦を乗り越えていない。
まだ残量はありますよ。」
と真木の死角に奈美の支援を得て的確に撃ちこみ指定ポイントに動かさざるをえない状態に追い込む。
真木は誘い込まれた、いや、"わざと誘い込まれた"と言っても過言じゃなかった。
真木班長「流石のオペレート力だ。確かに、認めてやる。最後だ...アタシに狙撃を命中させ...て...あ...え?」
そう言いながら、狙撃を回避しようとするが動きが鈍くなる。
そう、模擬戦をしながらも真木はこれが中国地方防衛戦の時に出来ればと、ふと思った、思ってしまった。
その影響か、自身の心の奥に押し込んでいた負の感情が一気に表に出て来た、何も出来なかった無念や悲しみなどが溢れ、
唐突に吐き気が襲う。
奈美が気が付く。
奈美准尉「真木さん。(今は終わらせないと)ゴーストさん3点バースト。その後に狙撃で。」
とゴーストに伝えつつ奈美は力を使って九州防衛戦の時と同じように真木を包み込む。
(大丈夫です。大丈夫ですから真木さんは無力では無いです。だから)
ゴースト准尉「はい、(?何だろう、何か真木さんにあったのか?)」
と疑問に思いつつも3点バーストで真木機を攻撃する。
真木機は避けず命中し、撃破判定を受けた。
真木班長「あ、アタシは...オェ。」
そんな事は見ておらず、真木は自身の過度な負の感情の漏出の影響で嘔吐していた。
奈美と同じく真木の状態が急激に悪くなったことを見た亜美は演習中止を言う。
亜美戦隊長「!!そこまで、真木さんの撃破判定で終わりです。」
と急いで真木機に取りつき機体のドアを開け真木の状況を見て周りに見えないように
真木を抱きしめ背中をさする。嘔吐物が付くのも気にせず。
真木班長「アタシは...アタシは...オェ。」
そう、真木は後悔の念を吐露しながら、同時に嘔吐をする。手どころか全身が震えていた。
亜美は真木を包み込み、優しい顔つきで真木を介抱する。
亜美戦隊長「、、、大丈夫、大丈夫ですよ。真木さん。」
そしてその真木の思いが、後悔の念が奈美に流れ込む。
ゴーストが異変を感じて奈美に駆け寄る。
ゴースト准尉「奈美准尉、ああ、大丈夫、じゃない。すぐに医務室へ。」
奈美准尉「真木さん、あああ、オエ。。あ、ああ。」
吐きながら気を失う。
慌てるゴースト。
真木班長「ハァ...ハァ...ウッ...亜美、すまない。医務室へ連れて行ってくれ。」
吐き気はある物の、何とか嘔吐は治った真木は立ちあがろうとするも大きくふらつき、地面に手をついてそう言った。
もちろんと言いつつ真木の片腕を首に回し訓練用シュミレーション機から出て指示を出す。
亜美戦隊長「演習終了。早雲准尉の演習結果は後程精査して伝える。
衛士達は申し訳ないけど、後始末をお願いします。解散。」
と手短に伝えて真木を医務室へ連れて行く。
その前をゴーストがアワアワしながら奈美を先に医務室へ連れて行く。
亜美に背負われた背中から、真木は呟く。
真木班長「なんで、なんでアタシなんだ...アタシだけ生き残るんだ...もっと、生きるべき奴らがいた筈...」
弱々しくそう呟いていた。
亜美はその呟きに答える。
亜美戦隊長「、、、生き残るべき方は確かに一杯いました。私達の両親も。ですがこれが運命です。
それに奈美が悲しみますよ。奈美はどうしても、、、。」
と言いかけて止める。
真木班長「なら、アタシだって九州で死ぬのが運命じゃあ...。」
そう言い切る前に真木は気を失った。
亜美はそれに呟くように答える。
亜美戦隊長「そうだったかもしれません。ですが、そこで運命を変えてしまった。
私達姉妹を赦してください。」
と悲しそうに答える。
そして医務室へ。
明日香がびっくりして二人をベットに運ばせる。
司軍医長「えーーー、二人もしかも沙奈江がああもう嘔吐物まみれ。
まずはふき取ってからね。」
と二人を看護兵に指示を出して綺麗にしてから二人部屋に真木と奈美を入れて寝かせる。
夜真木が先に目を覚ます。
真木班長「...医務室か。」
真木はベッドから起き上がり、自身の手を見た。まだ微かに震えている。
真木班長「情けないのはアタシだね...模擬戦で動けたから、なんであの時こう出来なかったんだって...あの時...アタシは...。」
そう呟くと、真木は涙を流していた。いつもなら誰にも見せない姿を真木はしていた。
真木班長「今更だろう。悔やんだって、帰って来ないのは分かってるのに...どうしてこうもアタシは...アタシは...弱い奴だよ。」
震えて泣いている真木に隣から弱々しい声が聞こえる。
奈美准尉「、、、違います。真木さんはお強いです。それに生き残ってしまってだから、、、悩んでます。
ごめんなさい、私、真木さんを助け、、。。」
真木はその声を聞き、自身は涙を流しながら、身体がまだふらつきがあるが、奈美に近づき抱きしめた。
そうしなければとの義務感があった。
真木班長「言いたい事はよく分からないけど、アンタは凄いよ。今はアタシの事は良いから、ゆっくり休みな。」
涙を流しながらも、微笑む。

悲しそうに泣きながら答える。
奈美准尉「、、、ごめんなさい。私が真木さんを地獄に、悩ませる事を。
それでも助けたか、、、」
とそのままぐったりとして目を閉じる。
真木班長「悩ませる事か...それは違うさ。人は悩み、後悔し、失い、傷付きながらも今を必死に生きてる。
アンタが言いたいことは少しわかったよ、アタシを思ってくれてありがとう。」
真木がそう言った直後、奈美は寝ているようだが誰かの声が聞こえる。
??「Вы ничего не можете защитить. Если вы продолжите гнать
этого парня в пучину отчаяния, это тело будет моим.
В лучшем случае почешите ноги.」
(訳:くっくっく、お前は何も守れない。このままこいつを絶望の淵に追い込んでくれればこの体は私の物になる。
せいぜい足掻くがいい。)
真木班長「守れない?足掻け?全部が聞き取れた訳じゃないが、ふざけた事を...。」
その言葉に苛立ちを覚えたが、奈美を寝かせてそう言う。
真木班長「とにかく、戦隊長室へ行くか。」
真木はふらつく体のままヨロヨロと戦隊長室へ辿り着き、ノックもせず開けて入る。
真木班長「よぅ、邪魔するよ。」
来るのが解っていた亜美はしかめっ面で答える。
他の3人はびっくりして振り向くが。
亜美戦隊長「、、、真木さんふらついてます。まだベットで寝ててください。」
と強めに言う。
真木班長「そう言う訳には行かないだろ。奈美についての話だ。」
甲本大尉「ちょ、真木大尉ちゃんと休んでください。」
凜はふらつく真木を支えて座らせる。
亜美戦隊長「、、、演習結果についての話なら聞きましょう。」
と答える。
真木班長「見てたんだろ?なら結果の通り、奈美は模擬戦に勝った。つまり合格だよ。最後のは...アタシの不意のトラブルだ。
上手く処理できなかったアタシに非がある。それで良いだろ?」
亜美は答える。
亜美戦隊長「、、、あれでは勝ったとは言えません。トラブルが無かったとして、
真木さんが教官としての答えが欲しいです。奈美は合格なのですか。」
と真木の目を見据えて話す。
真木班長「電子戦術オペレーターとしては文句なしの合格だ。
2人乗りとは言え、戦術機に乗せるのは今でも不安要素しかないけど...。」
すこし表情を緩めて。
亜美戦隊長「良かった。確かに。少しずつでも搭乗させるのは体力をつけてもらわないといけませんね。
では奈美は正式に第六警戒小隊のバックアップ要員にします。
少しでも体力をつけてもらうように訓練は続けます。
では真木さんはちゃんと体調を整えるために医務室へ戻ってください。」
と答える。(凜に目配せして連れて行かそうとする)
真木班長「待ってくれ!戦隊長、アンタと妹が何かを隠しているのは知ってる。
進んで知る気もないし、奈美が寝ている筈なのにロシア語を話していたのも気になるが...一つ言わせてくれ。
世話をかけた、ありがとう。」
亜美は苦しそうな、悲しそうな顔をして答える。
亜美戦隊長「、、、ごめんなさい。真木さん。私達は、、、」
と言いかけたが巻き込みたくない亜美は何も言えず項垂れて見送る。
凜が困った顔をして真木を促す。
甲本大尉「、、、真木大尉行きましょう。」
真木班長「あぁ...甲本、頼む。」
医務室へ戻る途中、無言な二人。
凜が意を決して言う。
甲本大尉「真木大尉、貴官は姉妹の重荷を背負えますか。
姉妹は貴方をとても慕っている。私には少しだけしか背負ってあげられない。」
真木班長「...アイツらには借りがある。それに放って置けない、
そのままにしていたら消えてなくなりそうな儚さを感じるよ。」
凜はほっとする。
甲本大尉「やはり真木大尉ならそう言うと思いました。
確かにほおっておけない。できれば居なくならないように支えてあげたいですね。」
と話していると医務室へ着く。
ベットに真木を寝かせ言う。
甲本大尉「、、、姉妹を助けてあげてください。とこのことは私からの独り言です。」
と敬礼して出ていく。
真木班長「彼女達を支えるなら...隠している事を知るのが良いのか...背負って見せるさ。それくらい、恩は受けた筈だからな。」
隣の奈美を優しい視線で見守りながら眠りにつく真木であった。
END
数日後、ゴーストが警戒機のシュミレーション機に乗り1人訓練していると急に武子が入ってきた。
ゴースト准尉「!、どうしたのでありますか西大尉殿?」
武子がニヤソな顔つきになってゴーストに紙っ切れを放り渡す。
西大尉「整備兵の一部が、第六警戒小隊結成式でなーんかしてたから、没収とちょっとね。
真木さんに言うと可哀そうな事になるからそこまでにしたけど。好きに使いな。
ゴースト准尉なら悪い事には使わないはずだからあげるよ。」
といいつつすぐに手をひらひらして出てていく。
ポカンとするゴースト、放り投げれた紙を慌てて受け取って見ると。
ゴースト准尉「ちょ、西大尉殿。これ私がどやされれるんですけど(汗
(いや、欲しいけど。これ絶対真木さんと戦隊長に説教の上、奈美准尉にああ、どうしよう)」
と頭を抱えつつ困りつつも嬉しそうであったとかw

















