落語の中に「怪談噺」というジャンルがある。これを活動範囲として目を向けることを推薦したい。
落語はお笑いばかりではない。ホロリとさせる人情噺もあるが、歌舞伎ネタの焼き直しや、
講談もの、そして怪談噺もある。
怪談噺の大半は江戸落語で、東京ではポピュラーだが、上方落語ではほぼ皆無。
だからきょうふクラブの会員の多くが居住する神戸付近ではほとんど耳にすることはないと思われるが、
名作古典ネタがたくさんある。
柳家権太楼の「死神」などは、相当いい出来のものがDVD化されている。
デアゴスティーニでかつて刊行されていた「隔週落語百選」(僕は全巻所有)の16巻に収録されているが、
現在、バックナンバー売り切れで、Yahooオークションでしか入手出来ない状況。
但し、CDならアマゾンで入手可能。
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「死神」なら他には立川志らくも上手いし、他のネタなら「黄金餅」、これは特に故 立川談志のが強烈。
談志の持論は「落語とは人間の業の肯定」だが、彼の手による「黄金餅」を聴くと、
その真意がよくわかる。
「ホラーには人間が極限状態でつい出してしまう本性が現れる」
これがわれら「きょうふクラブ」の宗旨。
ならば落語の怪談噺もホラーの一種と考えてよかろう。