きょうふクラブ幽霊部員  安 索尼のブログ -16ページ目

きょうふクラブ幽霊部員  安 索尼のブログ

恐怖という極限状態で出現する人間の本性を見つめる、それが「きょうふクラブ」。
その幽霊部員の安索尼が、恐怖についてあなたに語りかけます。

恐怖という極限状態で出現する、人間の本性を見つめること、これがわれら「きょうふクラブ」の宗旨である。
わかぞみ部長が「必携テキスト」と指定した、その名も「恐怖クラブ」を一読した。
短編のオムニバス形式の漫画。
いずれも「嫉妬」がモチーフになっている。嫉妬は、大変厄介な感情で、これがために理性を狂わされるケースはフィクションならずとも多々ある。
その結果とられる行動、これに共感できるものもそうでないものもあったが、反発を覚えるエピソードはなかった。「理性的でない感情の動きのデパート」と、素直に受け止めることができた。
人間の愛憎模様は単純ではない。
思わぬことが愛情の生まれるきっかけにもなり、憎悪を生み出す原因にもなる。この愛憎の動きをどう捉えるかは人それぞれ。単純に「共感」「否定」と二元論に帰着させるのでなく、冷徹にそれを見つめ、人間心理の深層に少し目をやってみる。これこそが大人の「ホラー鑑賞姿勢」である!
などと幽霊部員の分際できばって宣うのはアホだろうか?