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愛知知多、日本文化をこよなく愛する

「おもてなし茶心花伝」平野ようこです。

シャクヤクが華やかと愛でながらも、早5月末を迎える。

その魅力に惹かれて、またもや淡いピンクと濃いピンクを購入した。

今月は連休の関係で、お稽古日が第3,4週目になった。

お陰様で、昼間はざくろ教室、夜は東ケ丘教室で行っています。

ところで

いわゆるお茶室の中では、派手さは避けて渋さのほうが好まれます。

心の落ち着きを生み出すのが、主な目的の一つだからでしょうか。

でも単調になってしまっては、本当につまらない。

一本調子では人は刺激がなくなるし、退屈してしまう。

 

「人生は繰り返し」呼吸にはじまり、飲食、排せつなど

基本的なことからお仕事まで、毎日同じことを繰り返しています。

そのため、日常茶飯事には飽きてきます。

そこで生活のあちらこちらでメリハリをつけたり、

普段とは異なったことをしたりします。

 

お茶室の中は、「非日常」の世界ですが、

毎日の生活に応用できることがたくさんあります。

その一つに、単調さのために、人が飽きることの無いようにと

重複を避けるという考え方があります。

お道具の組み合わせでも、丸い物には角い物を

組み合わせるなどして変化をつけます。

その時でも、ちょっとした新鮮さや驚きを演出したいと思う。。

それにしても、お茶のお稽古から得るものは大きい。

 

先日の話

いつもは明るくて華やか色の着物を着ることが多い私。

その日たまたま、単衣に仕立て直したシックな色の着物を着た。

それは冒険というか挑戦だった。

 

その日の待合にて、お稽古を初めて日の浅いEさんが

「先ほどは、先生の声が聞こえるのに、先生がどこにいるのかわからなくて。。」と。

シックな色の着物姿の私に戸惑ったらしい。(笑)

皆で笑えた。笑えた。

 

これも新鮮、驚き、変化のつけすぎ?を体験したような稽古日だった。

 

明日もいい日でありますように

おもてなし茶心花伝