ご訪問ありがとうございます。

愛知知多、日本文化をこよなく愛する

「おもてなし茶心花伝」平野ようこです。

申し訳ありません、水曜日の予定が金曜日に変更になりましたので、

ご迷惑をおかけしたかもしれません。悪しからず。

いつものメンバーではなく、戸惑われたかもしれませんが、

刺激にもなり、良いお話を聞くこともできました。

 

私がレッスンの中で、「身につくまで心につくまでしっかりお稽古して

自分のものにしてください」というとその方は、

先日あったこんなお話をされました。

 

その方のお母さまは、若いころ、熱心にお花のお稽古をされていたとか。

只今は91歳、重い認知症で、施設で生活しているとのこと。

訪ねても、娘の顔さえも全然わからない状態。(これはかなりきつい)

ある日、その娘さんがその施設を訪ねると、

スタッフの方が、「このお花全部お母さまが生けて下さるんですよ。」と。

その言葉に目が覚める思いがしたという。

見渡せば、その施設のホール玄関、ホール中央テーブルと美しい花生けがされている。

施設のスタッフの方が花材を持ってくると、全部そのお母さまが生けるのだそうです。

不思議な気持ちで、帰宅。その夜、何気なく、その方はお母さまの荷物の中に

若かりし頃のノートを発見しました。

お花の稽古していたころの花生けの絵とメモが、びっしりと書かれていたそうです。

「一生懸命身につけたものってすごい!!」

その方はその日、二度びっくりしたそうです。

そして若いころ、お母さまが「中途半端は駄目だよ!!」と

よく言われたことを思い出したそうです。

 

その91歳のお母さまの姿を通しても、身につく心につくまで

お稽古したことって本当に素晴らしいと思いました。ウインク