音楽とピアノと人生と…ピアノ講師のブログです -48ページ目

音楽とピアノと人生と…ピアノ講師のブログです

メンタルも身体も軟弱…にもかかわらず音楽だけはずっと好きで続けてきました。
クラシックもポップスもラテンも日本の唱歌も大好きです。最近は、由紀さおりさんとお姉さんの安田姉妹のコンサートでウルウルしています。

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2007/10/16(火) 午後 2:53

仲良し二人組の女子に「一緒の楽器になりたいから替わって!!」
と頼まれ、一人ポストだったフルートへ・・・・


ホルンやクラリネットは、複数の新人に複数の先輩でワイワイにぎやかに指導が始まったけれど、私の先輩は3年の永井先輩だけ。

1年の私から見れば、ものすごい大人に見え、毎日のマンツーマン指導は、緊張しまくりでした。

緊張で唇が乾燥するとますます音が出ず・・(汗)
先輩の顔色をうかがいながらビクビク・・・

マウスピースを触らせてもらえるまでのかなりの日数を、ひたすら万年筆のキャップをピーピー吹いて唇の形を練習。

ようやく音が鳴るようになったら次はコーラのビンでボ~~、ボ~~ッ、

仲良し同士でかたまって練習してる他の楽器の友達がうらやましくて、なかなか練習を終わりにしてくれない先輩がうらめしかったり・・

でも、他の部員が帰っても、居残ってつきっきりで見てくれた先輩こそ大変だったんですよね。

厳しかったけれど、それは、永井先輩の私への愛のムチ。
そして、もうすぐ受験のためやめなくちゃいけないブラスバンド部を思ってのことなのでした。

2年生がいないフルート、後継者はこのやる気なさそうな1年の私ひとり。
他の余裕あるパートと違い、急ピッチでなんとか私を育てなければ、と思っていたんですね、先輩は。

はっきりとは記憶してないけれど、3ヶ月ぐらいで、「アルルの女」を仕上げてレッスンの卒業演奏として私に聴かせなさい、と言われ、正直、そんな無茶な・・・できるわけないっ、とふてくされました。
16分音符もかなりの高音もいっぱいです・・・

でも、一応がんばりました。
永井さんをがっかりさせたくない、自分にも負けたくない・・・

なんとかその日を迎え、緊張しながら最後までたどり着くと、先輩、一呼吸おいて「ま、合格か、な・・」とぽつり・・・

それは、ある意味、私の巣立ちの日であり先輩のブラスバンド部卒業の日でした。

フルートは、今も下手です。
ピアノほどの素質に恵まれていませんでした。
しかし、後年、村下孝蔵さんのコンサートで私はフルートのソロを担当しました。
村下さんのバンドに参加できたのも、私がピアノ以外にコーラスとフルートの経験があったからでした。

愛ある厳しさは、いつか実りをもたらしてくれるもの・・

永井先輩の愛ある厳しさに感謝しています。