今年は春と夏、二回発表会をします。
曲決めは、3~4ヶ月前。
この子は、3~4ヶ月後までに、どのくらい伸びて、
どのレベルの曲なら落ち着いて弾けそうか……?
それぞれの好み、適性、雰囲気に合っていそうな曲を数曲提示する場合と、
積極的な生徒さんが、
「この曲が弾きたい❗」
と言ってくる時は、なるべく本人の希望どおりにする場合、があります。
ただ、あまりに背伸びし過ぎている曲、
ステージで固まってしまいそうな曲、
なんとか最後まで弾けても、弾かされてる感が漂いそうな曲は、選びたくありません。
私は、発表会では、全員に「成功体験」をして欲しいです。
特に、まだ初心者レベルの、小学校低学年ぐらいまでは、
失敗してトラウマになり、ピアノが嫌いになったりして欲しくありません。
「クラシックの有名な曲をわが子に弾かせたい、ウチの子なら弾けるはず!」
という親御さんの気持ちもわかりますが……
どう頑張っても、あと数ヶ月で、このレベルの曲は無理、という事態は、やはりあります。
私がいつも生徒たちに言っている、
「指使いを守ること」や、
「ドレミを自力で読めるように努力すること」などの基礎的な事柄をきちんとできていないのに、
数オクターブに渡る、難しいクラシック曲を、本番で成功させられるでしょうか?
練習を繰り返すうちに手の動きを覚えて、
無事最後まで弾ければ一見、成功ですが、
実は音符を読めていない、
つまり、弾きながら頭の中でドレミで歌えていない演奏は、一番フリーズする危険があります。
それよりは、本人が好きで
「弾きたい❗」
と思う童謡を弾いた方が、その年齢の子どもらしい微笑ましい演奏になると思います。
間違えずに弾けて、拍手をもらえて、
ステージ袖に戻ってくる子どもたちの顔は、
本当に晴れやかで誇らしげです。
続きは次回に。
