相撲が大好きな、利用者様Mさん
中継時間になると、テレビに釘付け
お昼寝が日課ですが、昨日(千秋楽)は、
午後3時過ぎの開始前に
スタッフが部屋まで起こしに行き、
テレビのあるリビングへ
目をぱっちりと開けて、
「はるばる
迎えに来てくれてありがとう」と
御年95歳
「えらいとこまでいったで」と語る笑顔が
とってもチャーミングな、
愛くるしい方なんです
取組が始まると
「みんなよう似た顔しとる」と言いながら、
勝敗や番付にとても詳しく
「手に汗握る」「涙が出る」と
私の心に一番響いた、
この日のMさんとの“大一番”の会話です
「お相撲さんたちは、
みんな裸足で頑張っとる。
わたしは小学校2年生の時、
いつも裸足で過ごしとった。
毎日、
足が冷たい冷たいと・・
終戦後に
“ズック(上履き)”を
もらって、
そりゃうれしかった」
そして、大好きな貴景勝の優勝に
「そりゃ、うれしかった」と
ふとした瞬間に
思いがけない話が聞けるのも、
この職場の醍醐味
「さとやま」で共に過ごす皆さんは、
大切なことを教えてくれる“偉人”
今月から、皆さんの言葉に傾聴して
少しずつ伝えていきたいと思います
名づけて、
“私たちの偉人”シリーズ