S2000用に、昨年の秋にポータブルナビを新調していた。
お安いところで、ユピテルの5インチモデル、YPL524をチョイス。
このナビ、昼夜の減光がセンサーとかではなく、時間で対応しているものだった。
実際、トンネルとかでは減光せずに、夕方暗くなってくると、何となく減光していた。
まぁ、これはこれでコストダウンのためだろうし、さして問題ではなかった。
が、今年に入って・・・
夏を過ぎて秋に。
何か、日没が過ぎて辺りが暗くなってきても、ナビの画面が夜間用に切り替わらなくなってきた。
それでも、しばらくすると夜間用に減光していたので・・・
しかし、秋から冬になってきた最近では、更に切り替わる時間が遅くなってきていた。
冬至も近い頃、この地方の日没時間は午後5時前。
仕事を終って、会社を出る頃には辺りは真っ暗。
そんな中でも、ナビの画面はこうこうと明るいままだった。夜間用に減光するのが午後6時半頃までになっていた。
さすがに30分近くも、暗い中で明るい画面が目に入って来るのは、鬱陶しい。
原因は、日付がずれて日没時間の設定が狂っているのだろう事は、想像できた。
でも、いくら設定画面を探しても、日付を変えるような機能はない!
で、ユピテルのHPを漁ったところ・・・
「GPS週数ロールオーバー」に関する重要なお知らせ<ポータブルカーナビゲーション>という記事を見つけた。
「2019年4月7日に「GPS週数ロールオーバー」と呼ばれる事象が発生いたしました。」との事。
何気に誕生日じゃないかwww
で、「GPS週数ロールオーバー」とはなんじゃい?と。
内閣府の「みちびき」サイトへのリンクで飛ぶと、http://qzss.go.jp/column/gps-rollover_190225.html
以下、引用です。
GPSでは「GPS時」と呼ばれる独自の時刻体系が使われています。GPS時はUTC(協定世界時)1980年1月6日午前0時(日本時間の午前9時)を起点としており、(60秒×60分×24時間×7日=)60万4800秒で1週間が繰り上がります。年・月・日や時・分を使わず、現在の時刻を、起点から○週目の○秒目という具合に「週」と「秒」だけで表現する点が特徴です。
一方、「週」数(=週番号)を表現するために割り当てられているのは10ビットなので、0~1023までの数値しか扱えません。値が増えていくと2の10乗、すなわち1024週目にゼロに戻ります。この現象は「GPS週数ロールオーバー」と呼ばれています。
このロールオーバーによって、今回の筆者のカーナビに起きたような季節のズレが発生したようだった。
ユピテルのHPに用意されていたアップデータで、アップデートを行い、正常に日没時間付近で夜間用に減光するようになりました。
いやぁ、勉強になりましたね(笑)
GPS時が起点時間を基準に、何週目、何秒で現在時刻を把握していたとはね。