年末に行った車いじりの続きです。
前回の車検時に足回りのブッシュのリフレッシュとしてアーム類の総入れ替えをしました。
S2000はブッシュ類単体の設定がないので、純正でのブッシュ交換は必然的にアームごとの交換になります。
そんなリフレッシュプランで、取りこぼしたのが、ロアアーム側のボールジョイントブーツでした。
ボチボチとやばそうなので、交換する事に。
既にジャッキアップしてタイヤは外してあります。
まずはフロントの右側から。
写真の中央、細かなヒビが見えるのがボールジョイントブーツ。
ボールジョイントを外すため、下のカンムリナットを緩める必要があります。そのカンムリナットのゆるみ止めの割ピンを起こして抜き取ります。
割ピンをできるだけ、真っ直ぐに伸ばして引き抜きましょうね。
力技で抜こうとすると折れて、かえって面倒になります(苦笑
割ピンを抜いたら、カンムリナットを緩めます。
ナットを緩めたら、ボールジョイントセパレータを使って、ジョイントを切り離します。
セパレータのボルトを締め込んでいくと、バキッと言う音がしてジョイントが外れます。
最初はセパレータなしでチャレンジしましたが、簡単には行かず(汗
やはり、工具は必要ですな。APで1,500円ちょっとのヤツです。
ロアアームからナックルごと、ジョイントを抜き取ります。
ブーツを止めているリングを外します。
このリングを外すのに手こずりました。
ちょっとしたコツなんですけどねぇ~
試行錯誤の結果、リングの下側の端を引っ張りだして、下に外します。
その状態で、ブーツごと回しながら、リングを少しずつ溝から外して行きます。
言葉だと分かりづらいかも。
はめ方がもう少し分かりやすい写真になっていますので、下の方を見て下さい。
リングが外れたら、ブーツを下に引っ張れば外れます。
新品のブーツと外したブーツの比較です。
かなりヘタっていますね。
ボールジョイント部のグリスは、できるだけふき取っておきます。
あっ、ふき取るだけね。パーツクリーナーなどは使わないように。
新しいグリスを塗って、
モリブデングリスに深い意味はありません。たまたま、手元にあったので使いました。
新しいブーツをはめ込みます。
止めるためのリングを途中まで、入れます。
上側の端を溝に、はめていきます。
ドライバーなどで、リングを上に押し上げながら、ブーツを回して行きます。
2回転回すと、リングが完全に溝にはまります。
このリングの取り外しとはめ込みのコツが分かるまでが厄介でしたが、分かってしまえばどうって事ないですねwww
外すのは、この逆の手順でOKです。
ロアアームを油圧パンタジャッキで持ち上げて、
カンムリナットを締め付けて行き、ナットの溝とボルト側の穴の位置を合わせます。
そんなに強いトルクなくても大丈夫です。ただ穴と溝を合わせる時は締め付け方向に回して合わせます。ここは重要!!
ナットの位置を合わせたら、割ピンを差し込んで、
飛び出した先端をナットに密着するように折り曲げて固定します。
以上で、フロント右側のロアボールジョイントブーツの交換が完了です。
左も同じ手順で。
新旧の比較です。左側も相応にヘタっています。
交換が完了した左フロントです。
交換した部品の品名、品番です。
ブーツロアダスト 51225-SL5-003 @680-
リア側と品名は同じなので品番の確認は必須です。
サークリップ,リヤーロアーボール(ムサシ) 52226-SL0-003 @253-
フロント、リア同じものです。
ピン,スプリット 3.0×22 9420130220 @32-
これもフロント、リア同じものです。
では、この記事にも、
この記事を参考にDIYでフロントのロアボールジョイントブーツの交換をする事は構いません。
しかし、
あくまでもオウンリスクにてお願いします。
今回のフロントロアボールジョイントブーツの交換だが、作業の方法、人選は全て君に任せる。例によって、君、もしくは君の友人が怪我、あるいは車を壊しても当局は一切関知しないから、そのつもりで。成功を祈る。