ブログネタ:思い出の地、なくなったことある?
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夜中に目が覚めてしまった。
どうも、最近は睡眠が不規則で、調子が悪い。
などと、ぼやきながら、ブログネタに参加して見るww
本文はここから
なくなった思い出の地、色々あるなぁ。。。
プラモデルを選ぶのに1時間くらい悩んでいて、「買うものを決めてから来なさい!!」と怒られた近所の駄菓子屋。
ガキの頃、みんなで探検に行った裏山は、今では住宅地に・・・
カブトムシやクワガタがたくさん取れた秘密の雑木林。
整地されて、工業団地に変わった。
社会に出て車と言う交通手段を手に入れると、一気に行動半径が広がった。
そんな中、風のうわさに「日本一のカツ丼」があるとの情報を得た。
今のようにインターネットなどがない時代。
雑誌の小さな記事や、偶然に通りかかった時の記憶を頼りに、その店を探した。
岐阜県明智町の路地裏に、その店はひっそりと佇んでいた。
ちょうど、明智町が町起こしとして、日本大正村を名乗りだした頃だったな。
そのお店も、大正時代からのカフェをそのまま、店舗にしていた。
始めて入った時には、メニューにビックリ!!
いくつかの飲み物と「カツ丼」のみが書かれた1枚の紙。
取り敢えずは、その「日本一」と評されるカツ丼を頼んだ。
出てきたカツ丼に、カルチャーショックを受けたのを、鮮明に覚えている。
真っ黒な色をしたカツ丼だった。
思えば、始めてのソースカツ丼が、この「グリル田中」のカツ丼だったな。
今でこそ、ソースカツ丼は福井、伊那あたりが有名で、一般的にも認知されている。
当時は、そんな情報は殆どなかったからね。
でも、グリル田中のソースカツ丼は、また別物。
丼に盛られた白いご飯、その上には千切りキャベツ(これ、大事です)。
それらが隠れるくらいのカツが乗り、上からかけられたデミグラスソース。
このソースがカツと良く合う。
だけではなく、下にたれて、千切りキャベツとご飯に絡むとこれがまた、たまらなくうまい。
合わせて、明智の見所やカツ丼の云われを熱く語るご主人も、欠かせない存在だった。
そのご主人が亡くなられて、しばらくは店を閉めていたが、秘伝のソースのレシピを知る奥さんが、町のボランティアの助けを借りて、不定期ながら再開してくれていた。
が、いつしか、行けども行けども閉店状態となってしまった。
まだ、岐阜県明智の大正村に行けば、元カフェの名で、表からその佇まいは見る事ができる。
その地はあるが、あの「グリル田中」は、もうない・・・・・
そして、あの「日本一のカツ丼」に会える事も、もうない。。。。。