クロスビームバー・パーツインプレッション | taka@GH-AP1のグラとS2000とPerfumeと

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アラ還おじさんが名古屋グランパスとS2000とPerfumeをメインに仕事の愚痴、日々の出来事などを交えて、思いつくままに書き綴っていきます。

遅くなりましたが、先日S2000に取り付けたSPOON製の補強パーツ、クロスビームバー(フロント)のインプレッションです。


クロスビームバーの取り付けはこちら⇒補強…その2



補強…その2としているが、厳密には3つ目のパーツになる。



取り付けて、乗ってみた第一印象では、ステアリングギアボックス・スチフナーやフロア補強バーほどの大きな変化は体感できなかった。


ASM製(クスコ製とも言うww)のフロア補強バーの取り付けインプレッション


ホンダ純正のスチフナーの取り付けインプレッション




このあたりの体感の差はパーツを取り付けた順番にも大きく依存していると思われる。


最初にこのクロスビームバーを着けていれば、また違った感想になったと思う。




クロスビームバーを取り付けて、最初に感じたのは乗り心地が良くなったと言う事。


フロア補強バーを取り付けたため、やや悪化した乗り心地が改善された。


足回りはノーマルであるが100型のS2000の純正足は、意外と乗り心地が悪い。


結構、路面の凹凸を拾うし、それがゴツゴツした感じになる。



フロア補強バーを入れた事で、それがより顕著になったが、クロスビームバーを追加したところ、角が取れてゴツゴツからコツコツに変わった。


それから、フロア補強バーによる「サスペンションの上下動の収まりとボディの上下動の収まりにずれ」がなくなった。



補強の追加により、うまくバランスが取れたようだ。


それにより、サスペンションが本来の役割をキッチリとこなすようになったのだろう。


また、よりコーナリングの限界が上がったかな。


ダブルウィッシュボーン形式のサスペンションの最大の利点であるメカニカルグリップが上がったのだと思う。


S2000は、年代と共に挙動のピーキーさや乗り心地を考慮にサスペンションに改良(改悪?)を加えている。


そのため、メカニカルグリップの低下をタイヤサイズをアップする事で補うようなマイナーチェンジをしているし、タイヤサイズをアップした事による転がり対抗の増加で、顕在化してしまった低速トルクの不足を改善するため、排気量アップのモデルチェンジを行った。


と、筆者は思っているのだが・・・



それから、ハンドリングに関して言えば、大きな変化はなかった。


スチフナーの方がその効果を体感できる。


が、車全体としてブレーキングからターンインまでの安定感が増した。


特にブレーキング時の安定感はいいね。荒れた路面でも安心してブレーキが踏める。



このクロスビームバーも、やたらとガチガチにするのではなく、うまく力を分散させてフレームの負荷を減らしていると言った感じかな。


コストパフォーマンスは非常にいいパーツの一つだと思う。



反面、全体として車の限界が上がったために、初期型のピーキーな特性がより顕在化される。


取り付けて、すぐに近くの峠に行ったが、2度ほど唐突にリアがブレークした。



もう一つの難点は、若干ではあるが油温に影響を与えるようだ。


回転数を上げると油温が上がりやすく、また下がりにくくなった。これは、アームがクロスする部分のガゼットがちょうどオイルパンの真下に来るためと思われる。


オイルパンに当たる風が乱れてるのでは?



トータルとして、補強パーツとして良いものだと思う。




次のステップはピーキーな特性をいくらかでも緩和させる事か。


まぁ、その辺は考えてある。ロドスタ時代にもやっていた、ちょっとしたセッティングの変更を試そうかと。