S2000のカーステレオの交換を何回かに分けて書いてきたが、ほぼ完了したので一度、まとめて置く事にする。
きっかけは、純正のスピーカーがダメになって取り替えたため。
さすがに、12年物のカセット/チューナーのヘッドユニットでは音楽ソースに困ってきた。
そこで、新たにヘッドユニットを物色。
S2000に取り付けるための条件がいくつか。
まずは1DINサイズである事。
サテライトスイッチを活かすために、ステアリングリモコンの入力端子がある事。
USBメモリーを使いたいが、カーステを隠す蓋があるので正面に直接差し込むのは×。
価格は安いに越したことはないwww
この条件にマッチしたのがカロッツェリア(パイオニア) DEH-770。
CD/USB/SD/チューナーメインユニットで1DINサイズ。
ステアリングリモコンに対応、USB端子は背面にありケーブルで接続。
価格もネット通販で12,000円弱とお手頃。
で、ネットでポチってお買い上げ。
加えて、サテライトスイッチを活かすためにリモコンアダプターを購入。
現在、入手できるS2000用のリモコンアダプターはたぶん1種のみ。
株式会社 ガレイラ
ステアリングリモコン対応キット(ダイレクト接続) ホンダS2000・RAオデッセイ用
品番 GAP-HS2K05
これが送料込みで、7,800円ほど。ちと、高いかなぁ・・・
その他、必要なものは、
ホンダ車用20Pオーディオハーネス。これは近所のホームセンターで1,000円ちょっと。
基本的には、これだけで取り付けは可能。
金具は純正品が流用できる。但し、位置決めの突起をつぶす必要があるが。
筆者はこれに加えてAUX端子へ入力するためにL字形のピンプラグ延長コードを用意。
純正品からの交換作業は↓
http://ameblo.jp/gh-ap1-f20c/entry-11351357950.html
この状態で、使って見るといくつかの問題点が判明。
S2000にあるカーステの蓋を閉じる時に、僅かではあるがメインユニットのロータリーコマンダーボタンに干渉する。
使用上は大きな問題はないが、ファンクションメニューになっていると蓋を開閉する度に、設定が変わってしまう事があった。
次に、サテライトリモコンスイッチにあるミュート(消音)機能が、ATT(アッテネート)モードになってしまう。
完全に音が消えず、元の音量の1/10になるモードにしかならない。
まぁ、これも実用としては困るほどのものではない。
後は、付属のUSBコードが太く取り回しがしにくい事。
これにしても、無理に伸ばさずコンソール下辺りにUSBメモリーの置き場を作ればOKじゃないかな。
それでも、筆者は気になったので、まずは蓋との干渉を修正。
一緒に、USBコードをサンワの極細USB延長コードに交換。
その様子はこちら↓
http://ameblo.jp/gh-ap1-f20c/entry-11356094706.html
で、最後にミュート機能を修正。
リレーが一つ必要になる。筆者が使ったのはOMRON G4U-117P-US。
DC12Vで接点容量が2Aの5極端子のリレー。
これは、4極のA端子(NO:ノーマルオープン)リレーで十分。
エーモンの4極リレー【1245】で良いが20Aの接点容量は必要ないと思うので、近くに電気パーツ屋があるなら、そこでDC12Vの小型リレーを調達した方が安く上がると思う。
ハンダ付けの必要はあるが。
その記事はこちら↓
http://ameblo.jp/gh-ap1-f20c/entry-11384956037.html
実際にS2000での使い勝手を。
問題のサテライトスイッチの機能がどうなるかと言うと・・・
まず、モードボタン。
純正では、押す毎にFM1→FM2→AM→カセット→再度FM1へとなる。
DEH-770とガレイラのリモコンアダプターの組み合わせでは、
チューナー→USB→SDカード(入っている場合)→AUX(入力設定がONの場合)→CD(CDが入っている場合)→再度チューナーへ。ちょっとうろ覚えなので、順番が違うかもf^_^;
要は、その時に機能するソースを順番に変える事ができる。
チューナーは、最後に選局してあった局が選ばれる。放送局はFM1、FM2、AMで各6局ずつメモリーできるが、モードボタンでの切り替えは不可。
次にchボタン。
初期型のカセット/チューナーではチューナーにメモリーしてある放送局が順番に選択できる。
DEH-770では、残念ながら選局はできす。
ボタンを押すと1ステップずつ周波数が変わっていくだけ・・・
但し、長押しでオートチューニングになり、受信できる放送局が見つかるとそこで止まる。
この長押し機能を使えば、聞きたい放送局の選択にもさほど不自由はしない。
CD/USB/SDモードでchボタンを押すと、
この場合は、ファンクションの再生範囲切換の設定によって変わる。
オールリピートに設定してあるとボタンを押す毎にフォルダ単位で最初の曲になる。
ファルダリピートに設定してある時は、次の曲の頭出しになる。
CD-Rなどは試していないが、たぶん同じだと思う。
chボタンを長押しすると、かかっている曲の早送りになる。
音量のアップダウンスイッチは、そのまま機能する。
DEH-770の方が純正のユニットよりも音量調整のステップが細かいので、かなり自由度は高い。
ミュートボタンは、先に書いたようにガレイラのリモコンアダプターとDEH-770の組み合わせではATTモードにしかならない。
リレーを使って、DEH-770のミュート端子にマイナス信号を入れる必要がある。
もし、他の車でミュート機能を使いたい場合には、途中にON・OFFスイッチを入れてアースに結線してやれば、ミュートボタンとして使えるはず。
端子カバーは付いているので、まず起こらないと思うが万が一、DEH-770のミュート端子が車体の金属部分に接触してしまうとミュート状態になってしまうと思われるが。
念のため、ビニテなどで絶縁して置く方が安全でしょう。
まぁ、こんな感じかな。
ぶっちゃけ、デジタルの音楽ソースをSDカードオンリーと決め込んでしまえば、USBコードやAUXコードの配線は不要ですね。笑゛
DEH-770のUSB端子は、iPodとの接続がメインと思われる。
本体からiPodのコントロールも可能なようだが、生憎、iPodは持っていませんので。
あっ、忘れてました。
このDEH-770でSDカードを使うには・・・
ユニットの正面にはSDカードのスロットはありません。
では、どうするかと言うと・・・
正面のパネルを外すんですな。盗難防止も兼ねている訳で。
で、その内側にSDカードのスロットが。
ここにSDカードを差し込みます。
頻繁に抜き差しするには、ちと面倒かも。