結果を知ってから見ると、至って冷静に見れるものだと改めて思った。
三都主は累積警告で出場停止でした、失念してました(・・。)ゞ
名古屋のシステムは4-4-2か。。。
試合の入りは完全な鹿島ペース。前線からの激しいプレスに手を焼く名古屋。
バイタルエリアからでも、積極的にミドルを狙う鹿島、さらには、興梠、大迫を走らせてDFラインの裏を狙う縦パスを送る。
それが見事に決まったのが7分の興梠のゴール。
センターサークル付近から、小笠原がDFライン裏に縦パスを通すと、興梠が一気に追いつきワントラップで増川をかわしてシュート。
その後も、鹿島の激しいプレスに試合を組み立てられない名古屋と言った展開。
名古屋は、夢生を1列下げて、4-2-3-1のフォーメーションに変更して、前線で起点を作ろうとする。
しかし、運動量で勝る鹿島を崩しきれない。攻守の切り替えが早く、FWの興梠や大迫までが、守備に戻ってくる。球際での勝負にことごとく負けている感じだった。
前半は完全に鹿島のペースで終わる。
鹿島のプレスに対して、どうしても後手に回り、パスの精度も落ちる。
また、前線でためを作れる選手がいない。改めて、ケネディの存在の大きさを知った。
後半開始から、橋本に替えて巻を投入し、前線にターゲットを作り試合を作ろうとする名古屋。
鹿島のプレスも前半ほどの激しさは無くなる。。。プレスが掛かる前にパスが回せるようになる。
小川、夢生、杉本のポジションチェンジもうまく機能し始める。
ゴール前の決定的は場面も増えてきたが、如何せん、ラストパスやシュートの精度が・・・
61分に吉村に替えて花井を入れると、さらにボールが動くようになる。
そして、76分の小川のゴールが生まれる。
右サイドで、隼磨が相手ボールを奪うと中へ切れ込み、クロスを上げる。
巻が競り勝ち、ヘッドで折り返す。そこへ後方から走りこんだ小川が叩きつけるようにヘッドで、ゴールネットを揺らす。。。同点に追いつく。
悪夢はその2分後、同点ゴールの興奮も覚めやらぬ中で、鹿島の大迫が個人技でPA内にボールを持ち込むと、ワンフェイクを入れてゴールの右隅に技ありのゴールを決める。
ここで、FWのテクニックの差が出たか。大迫には散々チャンスを作られていたが、ここ一番で決めてくるのはさすがだ。
1点リードした後の鹿島は、やはりしたたかだ。ゆっくりとパスを回して時間を使う。
で、ここぞと言う時に、鋭いカウンターを繰り出してくる。
その後は、守りを固めた鹿島を崩しきれずに、天皇杯は準々決勝で敗退に。。。
主力抜きで、どんな試合になるかと思ったが、いい試合だったと思う。
そう言えば、元名古屋の大岩が、今期限りで現役引退との事。
名古屋得意のお家騒動で、チームを離れることになったが、16年間の選手生活に、お疲れ様と言いたい。