マイカー壱号機 | taka@GH-AP1のグラとS2000とPerfumeと

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アラ還おじさんが名古屋グランパスとS2000とPerfumeをメインに仕事の愚痴、日々の出来事などを交えて、思いつくままに書き綴っていきます。

若気の至りで、僅か10ヶ月で廃車としてしまったマイカー初号機 HONDA バラードスポーツCR-X 1.5i。


通勤には車が欠かせない田舎暮らしなので、すぐさま次のマイカーの調達に走る。

初号機の話で書いたが、すでに自分の中では買う車決まっていた。


そう、初号機を廃車にした年の秋に追加されていたバラードスポーツCR-X Si・・・HONDAがS800以来、15年ぶりに世に出したDOHCエンジン ZCを搭載したモデルだビックリマーク


1.5iで手痛い目に遭いながらも、性懲りも無くCR-Xを選ぶ程のHONDA党なのだ。と言う訳で、マイカー壱号機はCR-X Siとなった。


1.5iとSiの違いは、まずはエンジンが1.5LSOHCから1.6LDOHCに変わった事。あわせて、1.5iでオプションだった14インチのアルミホイールと60タイヤが標準装備となった。

リアスポイラーも標準装備となったが、ただでさえ悪い後方視界の1/3を更にスポイルするものだったwww


で、一番の特徴はボンネットに付けられたパワーバルジだろうパンチ! DOHCとなったことで高くなったエンジンによってカム駆動部がボンネットに干渉するのを防ぐためだった・・・往年のS800を彷彿とさせる。

ただ、一説によると実際には、ボンネットに当たることはなく、デザインとして付けられたと言う噂もあった。


このエンジンが魅せるものだった。鈍いゴールドの結晶塗装が施されたヘッドカバーは、当時のHONDAが参加していたF2、F1のそれに似せたもので、今を以ってもあのデザインを越えるヘッドカバーはないと思っているラブラブ 


ボア・ストロークが75.0mm×90mmと異例のロングストロークを採用していた。

ロングストロークで中低速のトルクを稼ぎ、4バルブのツインカムヘッドで高回転のパワーを得ると言う発想だった。また、バルブ駆動にはスイングアームを使い、バルブリフトを稼いでいる。

このスイングアーム方式が、後にHONDAの代名詞となるVTECと進化していったことは周知の事実だ。


この時は、状況が状況だけに色や装備を選んでいる余裕はなかった。とにかく、一番早く納車できるものと言うことで、ノーマルルーフで色は白となった。


エンジンが変わったことで、一番の武器であった軽量と言う面では60kgの重量増に抑えられていた。

エンジンパワーは110psから一気に135psへ。


重量増を補って余りあるパワーを手に入れた事になった。が、その反面、フロント加重が増えた事と、アップした馬力を受け止めるため、足回りのセッティングは、安定方向に振られた。


コーナーをコマネズミのようにクルクルと軽快に走った1.5iと比べると、力でねじ伏せるような感じに変わった。速さでは圧倒的にSiに分があるが、ワインディングを走る楽しさは1.5iが上か。


標準装備のタイヤの溝がなくなったころ、1.5iに装着していた70扁平のアドバンTypeDと13インチの無限CF-48をはかせてみた。70とは言え、さすがにスポーツタイヤだけあって、その性能は標準装備の60タイヤを上回るものだった。


で、ここでまた手痛い目に・・・あるコーナーでハーフスピンし土手に乗り上げてしまったものだ。幸い、車のダメージも大したことなく済んだが、CR-XにTypeDは、あまりにも過激で未熟な若者の手に負えるものではなかった。この2回の事故以来、筆者のタイヤ選びはBSに絞られることになった。


そこで、選択したのがBSのポテンザRE71の185/60R14、ホイールはやはり無限のCF-48の14インチ。

この14インチのホイールが、後のエピソードにつながる。


そんなこんなで、この壱号機とは約4年、65,000kmほどの付き合いとなった。

初回の車検時には、フルモデルチェンジした、後にサイバーと呼ばれるHONDA CR-Xがデビューしていた。欲しいとは思ったが。。。


初期型はバラードの派生車の扱いだったが、2代目はシビックシリーズの一員と言うよりはCR-Xとして、独り立ちした感がある(当然、パーツ類の多くはシビックと共用だったが)。


当然のように、マイカー弐号車は、このCR-Xとなるのであった。