高齢の親がLINEを始めた話 70代のスマホ挑戦 親のスマホサポートあるある | あれこれ迷って、今ここ。

父のスマホ教室は終わりません

~毎月最初からです~

うちの父は70代です。数年前にスマートフォンを持ちました。理由は仕事でLINEを見るため。でも正直なところ、機械はあまり得意ではありません。メールもほとんど使ったことがない人でした。それでもスマホは欲しかったみたいです。

最初の頃はLINEを見るだけ。文字は打てません。なので父が使うのはスタンプだけでした。しかも、スタンプを使うとお金がかかると思っていたので、私が「これなら大丈夫」と教えた2種類だけ。うさぎのスタンプとアヒルのスタンプ。父はその2種類だけで意思表示をしていました。


ところが今年に入ってからです。父が言い始めました。


「LINEを打てるようになりたい」
「写真も送りたい」


それから私が実家へ帰るたびにスマホ教室が始まります。文字の打ち方、写真の撮り方、LINEの送り方。その場ではできるんです。ちゃんと送れるんです。


ところが私が帰ると終了。

次に帰省すると、「もう一回教えて」になります。

毎回です。本当に毎回です。父のスマホ教室は、なぜか毎月最初から始まります。

実は私が毎月帰省する理由の一つが、このスマホ教室です。安否確認もありますが、父のスマホのアプリ更新担当も私。ポケットWi-Fiを持って帰り、アプリの更新をして、分からないところを一緒に確認します。


父は以前、「ドコモでやってもらったらお金がかかるから、先生料を払わないといけないな」なんて言っていました。

でも今はすっかり忘れています。

スマホの操作だけでなく、先生料の話も見事に忘れています。

でも先日、少しだけ成果がありました。


私が教えながら撮った写真を、大学生になった孫へ送ったんです。


「おじいちゃんとおばあちゃんは元気ですよ」そんなLINEでした。


しばらくすると返事が来ました。「二人とも元気そうで良かった」父はとても嬉しそうでした。

そして何より喜んでいたのは、LINEの返事ではなく、「既読がついた」ことでした。

「見てくれた」と嬉しそうに言っていました。

写真の撮り方も分からなかった父が、孫にLINEを送って、その返事を喜んでいる。

来月帰省したら、また最初からかもしれません。でも少しずつ。本当に少しずつ。

父のスマホ教室は、今日も続いています。